アメリカの長寿ドラマ「スーパーナチュラル」。2019年現在、ファイナルとなるシーズン15が放映中です。ウィンチェスター兄弟がアメリカ中を旅しながら悪霊や怪物を退治する物語です。
元々は配達の時間指定に惹かれて入会したAmazonプライムの特典で、見放題だったのをうっかり見てドはまりしてしまい、シーズン1からシーズン10までイッキ見してしまいました。当時、シーズン11は有料とのことで視聴を我慢していたのですが、2019年春にプライム特典になったのを機にまたイッキ見!おもしろいし萌えるし先が気になりすぎるのでとうとう辛抱たまらずシーズン12のBDを買ってしまいました。
どうおもしろいのかは後日記事にすることにして…(語ります、じっくりと)
せっかく買ったBD。これからじっくり見て、感想を綴っていきたいと思います。
よろしければお付き合いのほどを~
前回までのあらすじ
神の姉弟喧嘩をおさめたディーンは、感謝の気持ちなのか、とんでもないサプライズを受け取る。
それはなんと、亡くなった母の復活だった。
一方、兄ディーンが死んだと思い込んでいる弟サムと天使カスティエルは 傷心のまま、バンカーに帰宅。
直後、待ち構えていた謎のイギリス女性によってカスティエルはまじないで飛ばされ、サムは銃で撃たれたのであった。
逐一感想
銃を構える女性に「脅しだろ?撃てないのはわかってる」と言った途端、バーンだもんな、サムさん…。余裕こいたサムが悪かった部分もあるが、問答無用でぶっ放すこの女性、大変タチが悪い。
ちなみにこの女性はイギリスの賢人で、名前はトニ•ベベルだそうです。
撃たれて怪我をしたサムはトニによって獣医の元へ連れていかれる。獣医。獣医。大型犬……。
海外ドラマだと犯罪がらみの怪我人を無理やり治療させられた獣医はろくなことにならないんだが、この先生は大丈夫かな
治療後、椅子にしばられ、尋問…というか拷問を受けるサム。ここから先、シーズン6の魂無しサムを彷彿とさせる悪態のオンパレードです。お楽しみください。
しかしトニの高飛車な物言いは私も腹立つw
トニの狙いはイギリス式ハンティングの手法をアメリカのハンター達に伝えることらしい。かなりシステマティックでそれなりに成功をおさめている。なのでアメリカのハンターたちの名前と居場所を知って、彼らを束ね、導きたいと。この大儀が本当かどうかまだわからないけど、もし事実だとすれば、もっと違うやり方でサムに伝えれば味方になったかもしれないだろうに。兄弟共に「救えなかった人たち」に心痛めてるんだからさ。
一方、ルシファーの手下悪魔たちが愚痴を言いながら人間の死体の始末をしております。
ルシファーはどうやら器を探しているらしいが、受け入れられる肉体がなく、結果、死人が続出しているらしい?
それをクラウリーが追っています。
そして兄。
アマラ曰く「なによりも求めていたものをくれた。ディーンにも同じものをあげたい」で、亡くなった母を再生。さすが神の一族!ずれている!墓場で33年ぶりの再会を果たす母メアリー29歳と息子ディーン37歳。
(メアリー、29歳には見えないが…ディーンより若くは見えないが…しかし十分若々しい…。美しい…。すばらしい……)
どことなく母子、面差しが似ていますね。
感動のあまり、母に触れようとして、締め上げられるディーンw。 そう、メアリーは元ハンターなのです。「母さんの息子だよ!」「違う、私のディーンは4歳の息子!」母には目の前の37歳の男に4歳だった息子の面影を見出せない
なんとか母に納得してもらい、33年間の出来事のさわりを話すディーン。夫ジョンが自分の死をきっかけにハンターになったこと。そして夫が息子たち二人をハンターにしたこと。ハンターであることを嫌ったメアリーにとってはかなり酷な事実だろうな…
飛ばされた天使は火の玉状になり、看板を突き抜けるほどの勢いで、広野に落下。たまたま居合わせたトラックのドライバーが穴から這い上がってくる中年男性に「ここは地球」と教えるw 「そんなことはわかってる!」不機嫌天使。兄弟のバンカーから車で2時間の距離らしい。躊躇なくトラックを奪い(……)、さっさと帰路につく。
母を連れてバンカーに帰宅したディーンは、床に残ったサムの血を見て、一気に険しい表情に。そこにカスティエルも帰還。ちょっと目を離したすきに一触即発になってる母と天使に慌てて割って入るディーン。
母に俺の天使を紹介します。
「ほら、聖書に出てくるだろ?羽があってハープを弾く」
「ハープは持っていない」
兄の嬉しそうな顔w
天使に俺の母を紹介します。
「メアリーだ。ウィンチェスター家の」
(5秒)
「お母さんか」
5秒で全てを察したようです。さすが天使。
サム奪還のために出発するために、一同は車庫へ。そこでインパラを見つけて愛おしそうに挨拶するメアリー。夫ジョンとの楽しい思い出がいっぱいだもんね。涙。しかし次の瞬間、不敵な笑みを浮かべるw なにかを察知して出発を促すディーンw そう、メアリーは元ハンターなのです。
二人を見守る天使(たぶんなにもわかっていない)
サムの行方を探るため、関係者に頭突きを喰らわすカスティエルに「あれが天使?」と疑問を口にするメアリー。
そして獣医先生の元へ……(あーあ、やっぱり)
サムの行方を探るため、カスティエルに獣医先生を「殴って」と命令するメアリー。母は天使の扱い方を秒で覚えた模様です。驚く兄と素直に動く天使と。
獣医先生から脅し取った携帯でトニとの接触に成功。さぁ、サム奪還だ!
ところが道中、トニのお仲間に襲われる。
トニのお仲間、めっちゃ強い。兄、ボコボコ。そこで天使が……ってボコボコにされとるやん??ちょっと待って!恩寵騒動以降、昔ほどの強さはないとわかってはいたけど、人間一人に吹っ飛ばされるって……ここまで弱くなっちゃったのね、カスティエル……
トニのお仲間、勝利宣言。しかし誇らしげに二人に喋くってる間に、背後から忍び寄った母にナイフで一突きにされました。
母、兄、天使、ピンチ脱出。
その間、サムはトニに薬物を注射され、なにやら幻覚を見ております。
逝ってしまった人たちの幻覚。そしてサムを責める幻聴までも。
「俺は死んだ。お前の道連れになって」
「家族はみんな死んだ。お前のせいでな」
「お前さえいなけば」
「厄介者だ」
「みんなを死に追いやった」
「化け物だ」
「お前が悪い」
幻覚はジェシカやケビンなど様々なんですけど、声は全部、兄なんですよ。業が深い…。深すぎる。
「誰よりも先に死ぬべきだ」
「そうだ、死ねばいい」
「死んで償え」
「さっさと死んでしまえ」
by兄の声でとうとうサムは割れた鏡の破片を持って、自分の首へ…。キャー
そしたらトニまで「まずい」って慌てて監禁部屋へ向かいましたよ!ここまでは期待してなかったってこと?トニさんよ!
しかしサムは強かでした。首を切ったのは見せかけで、近づいてきたトニの首根っこを掴み抑えつける。いったん落ちたものの、意識を吹き返して慌てて階段を上って逃げるトニ。必死です。後ろから這いずり迫るサム。鬼気迫る表情で階段を上がってくる。こわい!ここだけホラー映画のようです!うわー、どっちを応援したらいいのかわからん!
トニ、なんとか逃げ切りました。
ふたたび監禁されたサムはなにを思う…。
総感
おそらく全シーズン最多になるであろう、サムの悪態が見られるエピソードです。
憎悪と殺意にまみれたサム、おいしいですね。
ディーンは母が復活して喜んでいますが、メアリーは戸惑い気味。当然でしょう。夫と息子たちがハンターという職業を選んだことはかなりのショックだった上、自分が生きていた時と社会の常識や環境も大きく違う。社会になじめないという点では天使も同じで、カスティエルはメアリーを思いやることができるが、ディーンは繊細なくせにこういうとこちょっと雑で、一緒にいればなんとかなる、ハッピー♪なんだよね。それがこの先、メアリーを苦しめ、ひいてはディーンを傷つける展開になりそうな気がします。
生きていた期間よりも死んでいた期間の方が長いってどんななんだろうね
自分勝手な見所
足並み揃えて車を押す兄貴と天使。
なんかかわいかったので。
カスティエルさん、かつては1tぐらい平気で動かしてたのにね(涙
この後、せっせと車を隠す作業に入っていました。(天使の忠犬化)
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