私はアメコミものの映画が好きです。
ただし原作コミックはほぼ読んでおらず、超ライトなファンです。
マーベルキャラではバッキーが一番好き。
陽キャの過去を持つ陰キャ、闇属性、スティーブとの関係、セバスチャン・スタンさんの見た目などなど、どれもツボです!
ディズニープラスに加入したのもひとえにバッキー見たさのためです。
なので、どうしても偏りのある文章になってしまうかもしれません。
あとBL要素ありです。
以上、ふまえてディズニープラスで配信中のドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」の各話感想をつづっていきます。
よろしくお願いいたします
逐一感想
ドラマは映画「エンドゲーム」終結半年後からスタートです
サノスが指パッチンで消した人々をアベンジャーズが戻し、世界は救われたかのようでしたが、実際は人口が倍増したことで社会は混乱し、安泰とはいえない状況になっていました。
ワンダヴィジョンでも同じような状況になってました
サノスに共感する人々もでてきてしまっているようで、特に「フラッグスマッシャーズ」という組織はネットで積極的に活動し、指パッチンを支持する主張をして、信奉者が多いとのこと。
つか指パッチンと言う言葉が、当たり前のように使われているのがおもしろい…
世界の統一、国境のない世界を目指している「フラッグスマッシャーズ」は要注意らしいです。
ちなみにスティーブの消息は明らかにされていません。
月に行き、秘密基地から地球を見守っているという噂があるようです。(なぜ
主役の一人、ファルコンは空軍に協力していました
ドラマ序盤はサムの華麗なる空中戦です!
テロ組織「LAF」にさらわれたアメリカ人将校を救出するファルコンの活躍!
テロの親玉はジョルジュ・バトロック……覚えてますでしょうか?
映画「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」冒頭でスティーブが闘った相手です!
演じているジョルジュ・サンピエールさんは元UFC王者という格闘家!
すばらしいアクションです!
いや、もう、ドラマのスケールじゃないなって迫力で、めっちゃ興奮しました!
「!」マークだらけで語彙力なくてすいません!!!
もう本当にかっこいいんです!!!!
ファルコンの動きを補佐する役割でトーレスくんという兵士が登場します。
若くてちょっと軽いノリの男の子って感じなんですが、彼は「情報将校」。
「ミリタリーインテリジェンス」ともいい、情報を収集、分析、報告して指揮決定に大きな影響を与える立場なのだそうです。
ところで、せっかくのかっこいい激闘シーンなのに、サムは盾を使ってないんですよ。
スティーブの盾の行方
「エンドゲーム」ラストでスティーブからサムへ盾が渡されました。
盾はキャプテンアメリカの象徴ですよね。
誰もがサムが二代目キャプテンアメリカになると思ったのではないでしょうか。
ところがです。
サムは盾をスミソニアン博物館に寄付してしまったのです。
なんかもう寄贈式的なセレモニーが開かれちゃったりして。
今日はスティーブのレガシーをたたえつつ、未来を見ましょう。
ありがとうキャプテンアメリカ。
盾はあなたのものです
えーーー
スミソニアン博物館には「キャプテンアメリカ」コーナーがあります。
映画「キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー」でバッキーが見に来ていたあれです。
(ここでチラリと「スティーブの親友”バッキー”」の展示が映りますw)
盾は「キャプテンアメリカ」コーナーのガラスケースに収められてしまいます。
セレモニーに参加していたローズ大佐がサムにたずねます。
「なぜおまえが継がなかった」
そうよ!みんなそれが聞きたかった!
スティーブから盾を渡されたとき、俺はまずこう言ったんだ。
「借り物みたいだ」
あれはスティーブのだ
サムの物言いは、まるで自分は「キャプテンアメリカにふさわしくない」とでも言わんばかり……。
「ウィンターソルジャー」の悪夢を見るバッキー
シーンが変わって、画面がセピア色になり、あるホテルの風景になります。
ここからはバッキーの見る夢でのシーンになります。
豪華なロビー。
落ち着いた佇まいの中、いきなり壁を突き破ってメタルアームが現れました
ウィンターソルジャーの登場です。
ヒドラ時代のウィンターソルジャー(通称「冬ちゃん」)の新しい姿がまた見られるとは!
大興奮です!
崩れた壁から現れ(よっこいしょ)、抗う男たちを蹴り倒し、ナイフを放ち、突き刺し、銃で撃ち、ターゲットと思しき男性を片手で縊り殺し、伝説の暗殺者、とても派手で乱暴です!
最後はたまたま居合わせただけの宿泊者を射殺……わずか1分あるかないかのシーンでしたがかなり強烈でした。
「ハイルヒドラ」と呟いたのはちょっと驚いたけど、
意味わかってなさそうだったし、
殺したらとりあえず言うように躾けられてたのかな
ファンにとってはうれしいウィンターソルジャーの再登場でしたが
バッキーにとっては悪夢です。
飛び起きるバッキー。
つけっぱなしのテレビだけが明かりの部屋は最低限の家具しかなく空っぽで
バッキーは裸に近い姿で毛布にくるまり、床に横たわっていたようです……。
もう一人の主役、バッキーはニューヨークで一人暮らしをしていました
多くの凶悪事件に関わったバッキーでしたが、政府から罪を赦され、ある程度自由に生活することができているようです。
ただし、カウンセリングを受けることが条件になっているようです。
しかしあまりうまくはいってなさそうで……。
ふてくされた顔でカウンセラーと対峙するバッキー(106歳)
バッキーはヒドラ時代に犯した罪のリストを作り、自分なりに償っているようです。
ヒドラから与えられた権力を濫用している議員を盗聴して不正の証拠をおさえ、車をハック、遠隔操作し、そのまま警察に突き出す。
やってることがダークというか裏っぽいというか、スティーブよりもナターシャに近いですね。
上記一連の行動が、カウンセラーと交わした3つのルールとともに語られるのですが
「ルールその1 法律にふれない」→議員の車に怪しげな装置をつけ、盗聴、ハック
「ルールその2 血を流さない」→議員の手下らしき屈強な男性を殴って気絶させる
言ってることとシーンがあってない!
ここでカウンセラーがルールその2は「重要です」と言うのに対し、
バッキーが「じゃなんでその1じゃない」「誰も殺してない」と言い返してカウンセラーと少し揉めます。
バッキー、本当に大人げない……。(106歳)
そして最後の「ルールその3」
もうウィンターソルジャーじゃない
俺はジェームズバッキーバーンズ
ここで笑顔を見せるんですが
無理やり口角を上げて
に”こ”っっっ
こわい!!!
バッキーは近所に住む孤独な老人、ヨリ・ナカシマを気にかけ、なにかと面倒を見ています。
ヨリには息子がいました。
しかし息子はある事件に巻き込まれ、殺されてしまったのです。
詳細は不明のままであり、ヨリは深く悲しんでいました。
しかしバッキーには真相がわかっていました。
ヨリの息子はウィンターソルジャーを目撃したため射殺された男性だったのです。
わかっていながらもバッキーはヨリに話すことができずにいました。
バッキーは贖罪の対象者の名前を小さなノートにリストアップしています。
手のひらサイズのそのノートは誰かのにそっくりです……
トーレスくんの活躍
トーレスくんはスイスにいました。
「フラッグスマッシャーズ」のネット情報を追跡したのです。
誘導されるままに、ある銀行の前に行くと、スマホを手に持った人々が多くいました。
配られたマスクを皆と同じように被るとスマホに「走れ!」というメッセージが入ります。
たくさんの人が走り出し、通りは混乱状態になりました。
それを機に銀行から金を持ち出しそうとする人物がいました。
追いかけ、捕らえようとするトーレスくん。
しかしあっけなくのされてしまい、石畳の上に昏倒してしまいました。
故郷に戻るサム
サムは故郷、ルイジアナに帰っていました。
実家には両親から漁業を引き継いだ姉、サラが二人の息子と暮らしていました。
ただ、生活は苦しく、船の修理代にも事欠く始末で、彼女は廃業を考えています。
サムが消えていた5年間は相当苦労したのです。
なんとか家業を続けようとサムは金策に走りますが、銀行から融資を断られてしまいました。
人が増えて社会が混乱した今、同じような相談が多く、対応しきれないのだと担当者は弁明しますが……。
そんなとき、トーレスくんから連絡が入りました。
「大至急連絡を」
のメッセージの直後に送られるボコられたトーレスくんの画像。
あざだらけ傷だらけの痛々しい顔です。
こんなのすぐ折り返し連絡せざるを得ないやんwww
トーレスくんからスイスでの出来事を説明され、「フラッグスマッシャーズ」メンバーと思しき人物の動画を見てなにかを察したらしきサム。
そんなとき、ニュース速報が入りました。
「アメリカ合衆国に新たなヒーローが誕生しました!拍手でお迎えください!新しいキャプテンアメリカです!!」
おいいいい!!
雑感
「エンドゲーム」で世界は救われたのかと思いきや、実はそうでもなかったのね、というのが第一の感想。
でもまぁ確かに、人口が倍増したらインフラは足りなくなるし、環境の変化で戸惑う人たちがでるだろうから、そうなるのも当然といえば当然か。
ドラマ内ではスティーブの生死は言及されていません。少なくとも消息は不明です。
トーレスくんはサムに月へと送られたスティーブが秘密基地から地球を見守ってる噂があると語り、彼自身もちょっと信じてるっぽかったですね。
トーレスくん、かしこいのか天然なのか。
ミリタリーインテリジェンス……。
さて、スティーブを失った二人です。
バッキーが荒れるだろう予測はつきましたが、もっとこう、自分の殻に閉じこもって、世捨て人っぽくなるとかかなと思ってました。
「ブラックパンサー」からの「インフィニティウォー」「エンドゲーム」の静かな表情の印象が強かったので。ところがこれですよ。なんとも子どもじみた言動……というか全方向に怒りを抱えている感じになるとは。
正直、意外でした。
そしてサムは、プレッシャーと闘いながらもキャプテンアメリカを継ぐのかと思いきや、放棄。これにもびっくりしました。
物語が進むにつれ、二人がこうなった理由がわかってくるのですが。
特にサムが盾を自分のものにできなかった事情は、社会問題と相まって考えさせられるものがあります。
見どころ
猫vs猫
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