私はアメコミものの映画が好きです。
ただし原作コミックはほぼ読んでおらず、超ライトなファンです。
マーベルキャラではバッキーが一番好き。
陽キャの過去を持つ陰キャ、闇属性、スティーブとの関係、セバスチャン・スタンさんの見た目などなど、どれもツボです!
ディズニープラスに加入したのもひとえにバッキー見たさのためです。
なので、どうしても偏りのある文章になってしまうかもしれません。
あとBL要素ありです。
以上、ふまえてディズニープラスで配信中のドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」の各話感想をつづっていきます。
よろしくお願いします
逐一感想
ラトビア、難民キャンプ
バッキーたちを尾行していたのはドーラ・ミラージュ(ワカンダの国王親衛隊)の戦士でした。
彼女は、前国王を殺したジモとバッキーが一緒に行動していることに憤っています。
それでもジモ引き渡しまでに8時間の猶予を許しました。
ドーラ・ミラージュと緊張感あるやり取りをしたバッキーは、ジモの屋敷へ。
一方、優雅なガウン姿でバスルームから登場するジモ。
前回、カーリが襲撃したGRCの施設では多数の死傷者が出ていました。
さらに彼女は「要求に応じなければさらに犠牲を出す」と宣言。あきらかに暴走しています。
ニュースを知ったサム、バッキー、ジモの3人はカーリにどう対処するか話し合います。
ジモはカーリがスーパーソルジャーであることで、存在が無理。完全否定。
バッキーはカーリが人を傷つけることを厭わない行動をとっていると断罪。
しかしサムは、カーリと血を流さず話し合いで解決できると主張します。
とにかくカーリを見つけないといけないことには一致しました。
さて、どこにいるのか。
カーリが慕っていた女性、ドンニャは難民コミュニティの中心人物だったので、なんらかの追悼の儀式があるはず。
そこにいけばカーリも参加しているに違いない。
思いついたサムが、過去話をするときに叔母さんのことを「おばおば」とつい呼んじゃうの、かわいいですね。
そして「え?」ってなるバッキーも、しっかりからかっちゃうジモも愛おしいですね。
意外にこのトリオ、いいかもしれない……。
3人は難民キャンプに行き、ドンニャの追悼式場を人々に尋ねます
ここの難民で、ドンニャ・マダーニって女性を知りませんか?
ドンニャ、知ってる?
質問の仕方にも個性が出ますね。
しかし、誰も答えてくれません。
姿を見ただけで逃げていく人も。
メェメェ~羊~毛糸はどこ~♪ありますあります三袋に♪
真打、歌いながら登場。
ジモは子どもたちにターキッシュデライトを差し出しました。
トルコのお菓子。
直訳だと「トルコの喜び」。
本場トルコでは「ロクム」と呼ばれています。
主な材料は水、砂糖、コーンスターチで、もっちり柔らか、弾力のある食感。
レモン風味、オレンジ風味、ザクロ風味、ミント風味など果物のエッセンス入りや
蜂蜜、ピスタチオ、ヘーゼルナッツなどが入ったものがあり、色とりどり華やかです。
「名探偵ポワロ」や「ナルニア国物語」でも登場人物が食べてました。
ドンニャって友達が死んだんだが、知ってる?ぜひ彼女にお別れを言いたいんだ。葬儀の場所、わかるかな?
情報ゲット。見事です。
ジモはターキッシュデライトが息子の好物だったと話してましたが、もし事実なら、あの館は家族の思い出が詰まった場所であり、お菓子は息子の遺したものなのではないかなーとちょっと切なくも思いました
ジモ先導で追悼式場へ向かう彼らの前に、2人組が現れました
ジョン・ウォーカーと相棒レマー・ホスキンスです。
「アベンジャーズがラトビアで歩いていたら目を引く」と言ってましたが、いやいやあなたたち二人も目立ってますよ。
アーマースーツ着てるしね。後ろの人、スマホで動画を撮ってるじゃん!
カーリが危険すぎるとぎゃんぎゃん訴えるお子様たち。
彼らの世話をまるきりサムに任せてバッキーは、ひたすら前を向いて歩いてます。 笑
俺が一人で話す。彼女は身近な人間を失って弱ってる。説得するなら今だ
いろんな意味で優しいサム。
サムはもともとカウンセラーで帰還兵と接していましたからね。実績があります。
レマーも一理あると感じたようです。「説得はいいかも」とサムの計画にのりました。
相棒に言われてはしょうがありません。
ウォーカーも不承不承ながら了承しました。
結果として、ジモを先頭に5人で追悼式場へむかうことに。
お菓子につられた女の子は、ジモを案内するつもりだったのが、その後ろにでかい男が4人も加わってて、さぞびっくりしたでしょうね 笑
サムの目論見通り、カーリは追悼式場へいました
弔問客が消えた後、カーリはサムと二人きりになります。
バッキーたちは建物の入口付近でお留守番です。
一人で来たんだ。話をしたくて
サム先生のカウンセリングが始まりました。
戦争以外にも道はあるだろ?
世界は置いといて君の気持は分かる。
君の抱えている苛立ちだとか、どうしようもない無力感だとか
「血を見たくないから、私を止めたいんでしょ?でも私が世界をよくしているのだとしたら?」
人を殺してよくなる世界なんかあるはずないだろ?
「頭がいいのか。とんでもない楽観主義者か」
両方ってのはない?
会話の内容は重いですが、話し方がフランクで茶目っ気があり、「説得」という雰囲気ではありません。
カーリは「ない」とサムの問いかけを否定しつつも。いつの間にか距離が近づき、隣に腰掛け、首を振る仕草もどこかあどけない様子。
うん!心が開きかけてる!
サムはカーリが至上主義に傾いているとやんわりと警告しつつ、自分は闘いに賛同しているが、闘い方には反対だと伝えました。
とーこーろーがー
ジョン・ウォーカーが病んだ大型動物のようにウロウロし始めました。
「あー、だめだだめだめだめだめ。やっぱり失敗だった」ウロウロウロウロウロ
バッキーもジモも「あ」って表情。
まだ10分経ってないだろ。
待てよ。
サムは大丈夫だ
ウォーカーは言葉を受け入れず、「俺を見下すな!」と怒鳴り返します。
自分に自信がないと、ちょっと意見されただけですぐに「軽んじられた」と思い込んじゃうんだよね。
けん制するバッキーへウォーカーは言い放ちます。
「君にはどうってことないんだろうな。体中にあの血清が流れてる」
( ,,`・ω・´)ンンン?血清??
そこでなぜ血清??
「君の相棒には応援が必要だ!君のせいで彼が死んでもいいのか!」ともっともらしいことを言いながら、乱入してしまいました。
「カーリ・モーゲンソウ!逮捕する!」
カーリとサムの対話の場面、BUCHIKOWASHI☆
超人的な脚力で逃げたカーリですが
あいにく、ジモに見つかってしまいました。
ジモからの銃弾を受けてしまったカーリ。
その時、持っていた超人血清のアンプルを落としてしまいます。
ジモはアンプルを見つけるとわき目も降らずに踏み潰していきます。
その隙にカーリは逃走。
そしてジモは投げつけられたキャプテンアメリカの盾をもろに受けて昏倒。
どんだけ夢中になっとんねんって。
まぁそれだけスーパーソルジャーが憎いってことですが
しかし、1本だけ無事なアンプルがありました。
それに気が付いたジョン・ウォーカーは拾い、自分のアーマースーツに忍ばせたのでした。
三人はジモの屋敷にもどりました
バッキーはジョン・ウォーカーが精神的に不安定だと気が付いています。
いかれた奴は見ればわかるんだ。
自分がいかれてるから
盾をやらなきゃよかった💢
俺がやったわけじゃないぞ
スティーブはお前に渡した💢
またまた言い争いを始めるサムとバッキー。
サム、バッキーのいないところではスーパーソルジャーの存在を否定したジモに「バッキーはどうなる?」と反論してたのに、目の前にいると口喧嘩ばっかりになるな…
とーこーろーがー
またしてもジョン・ウォーカーが乱入。
「よーし!そこまでだ!いくぞ!命令だ!そいつと引き渡せ!」
さすがのサムもさきほどの対話を途中で台無しにされておだやかでいられない。
カーリを取り逃がしたのはお前の勇み足だ。
ジモは今日役に立っていた。
今後に備えるために戦力は削れない
そこにワカンダの親衛隊も押しかけてきました。
ジモの引き渡しを実行しにきたのですが、成り行きでジョン・ウォーカーたちと小競り合いが始まりました。
とはいえ、一方的にウォーカー組がボコボコにされていますが。
見かねたバッキーも参戦→ボコられる。
その上、肩のスイッチ(?)を操作され左腕を落とされてしまいました。
ポカーン顔のバッキー。
仕方なくサムも介入するが、相手になれず、ドーラミラージュの独壇場。
騒ぎのどさくさに紛れてジモは逃亡してしまいました。
なんと浴槽の下に隠し通路があったんですね。
忍者屋敷か
ドーラミラージュの狙いはジモだったので、その場から引きます。
帰り際にワカンダ戦士がジョン・ウォーカーにキャプテンアメリカの盾をそっと返すのですが、その時のウォーカーの表情が……
「あいつ、スーパーソルジャーでもないのに……」
無力感に心が支配されている!
超人血清のアンプルを割られたカーリは悔しがっています
カーリは自分たちと同じスーパーソルジャーの仲間を増やしたいと思っていました。
だが超人血清のない今、不可能です。
パワーブローカーから血清を返すよう脅迫されていますが、まずは「キャプテンアメリカ」をターゲットにすることに決めたようです。
それなのにサムとは話し合いを望みます。
サム先生の「説得」、効果あり!
カーリはサムに仲間になってほしい、もしくは見逃してほしいと訴えます。
そのとき、サムはシャロンからの連絡によって、ウォーカーたちが動いていることを知ります。
慌てて彼らを追跡したバッキーとサムはフラッグスマッシャーズの隠れ家に到着します。
ウォーカーとホスキンスが彼らを急襲したのです。
闘うウォーカーが投げた盾が壁にめりこみました。
そして信じられないキック力でメンバーを吹っ飛ばし、鉄パイプを折ってしまう姿を見てサムは、ウォーカーが超人血清を受けたと悟ります。
お前……何をした……
超人同士の争いではウォーカーの優勢は長く続きませんでした。
ウォーカーは羽交い絞めにされてしまいます。
バッキーたちに追いついたカーリが、身動きできないウォーカーに向かってナイフで襲いかかりました。
レマーが止めようとしますが、カーリに阻まれ、弾き飛ばされてしまいます。
はずみで彼は柱に頭を強打し、亡くなってしまいました。
一瞬、全員が呆然とします。
すぐにフラッグスマッシャーズのメンバーは我に返り、走り去ります。
ところがウォーカーが怒りを爆発させ、猛烈な勢いで後を追います。
そして、たまたま最後を走っていた男を捕らえ、感情のまま盾を振り落とします。
いや、盾でもって体を切り裂いてんだな、あれは……
街中の広場で、衆人環視の中、一度ならず二度、三度……。
血まみれの盾。
スティーブの盾が血で汚れるのなんて見たくなかった……。
その場にいあわせた人々は衝撃を受けた表情のまま凝視。
バッキーとサムも動けず唖然としたまま。
狂乱のジョン・ウォーカー。
その姿は人々の構えたスマホで動画撮影されていたのでした。
戦闘慣れしてない一般ピープルがあないなもん見たら、トラウマレベルやで。
脳みそから映像を離れさすんも一苦労や。
えらいこっちゃ……
雑感
ジモはスーパーソルジャーが関わった騒動で家族を亡くしました。
そのため、彼にとって超人血清は災いそのものであり、存在してはいけないものです。
ジョン・ウォーカーにとって超人血清はなんなのでしょうか。
彼は二代目キャプテンアメリカです。
ですが肩書をもってしても、人や状況が必ずしも思い通りに運ぶとは限りません。
またパワー、スキル、テクニックが周囲に劣る場面もあります。
今まで優秀だった彼にとって、耐えがたい挫折感を味わっていると思われます。
そこでへこまなかったのはヨシとしましょう。(上から)
しかし彼は解決策を「超人血清」に求めてしまいました。
自分がうまくいかないのは「超人血清」が体に流れてないからだ!
「超人血清」があればうまくいくはず!
ワカンダへ修行に行って
しごかれてこい!
キャプテンアメリカFAでアースキン博士は超人血清は、その人間の本質を増幅すると言いました。
私は科学的な作用だと思っていたのですが、それだけではなく、「人を超えた能力を持つという心」が思考を極端な方向に偏らせてしまうのかもしれませんね。
ところでスーパーソルジャーを認めないジモでさえ、スティーブは正しくあり続けたと評価しています。
スティーブな稀有な存在であり、彼以外にそんなスーパーソルジャーはありえない。
つまり、彼の再来はないと言っています。
ジョン・ウォーカーは彼の再来は自分であると信じようとしています。
ですが、重責と無力感に心が蝕まれ、自分を失いつつあります。
カーリの仲間である男性は子供の頃、キャプテンアメリカ(スティーブ)に憧れていました。
そして彼の再来とカーリを重ね合わせている節があります。
(しかし彼の再来と公式に目された男に命を奪われてしまった悲劇)
スティーブがいかに唯一無二で大きな存在であったか……
ただ個人的にはスティーブも「正義」についてかなり主観的で、危うかったと思います
見どころ
ずっと妄想していたバッキーの「脱ウィンターソルジャー計画」の一端がここで見れました!
洗脳解除を確かめるために、ワカンダの戦士がウィンターソルジャー起動のパスワードを唱える傍らで、バッキーの怯え、殺気、落胆、安心、からの嬉し泣き笑い。うるうるお目目~~。
ありがとうございました!
40年代バッキーの屈託ない明るいお顔が脳裏に浮かびまして、あのキラキラした青年が、面持ちを変え、こんなに泣くほどつらい目にあったのだなと切ない気持ちになりました。そして萌えました。すいません。
フラッシュバックのようにはさまれる冬ちゃんの凶悪、且つ いたいけな表情もたまらんかった。
すいません。
ジョン・ウォーカーの人形がありましたw
こんなにかわいくたってウォーカー、お前はだめだ!
コメント