展覧会感想|シャネル展「la Galerie du 19M Tokyo」|森アーツセンターギャラリー

雑記

10月7日、六本木ヒルズ森タワー52階で開催中のシャネル展
「CHANEL presents “la Galerie du 19M Tokyo”」 に行ってきました。
この展覧会は、シャネルのクリエイションを支える「メティエダール(芸術的な手仕事)」に焦点を当てた特別な展示です。
職人たちの繊細な手仕事や美意識に触れ、“ものづくりの力”を感じる時間でした。

職人技と創造の結晶|シャネル展「la Galerie du 19M Tokyo」感想レポート

予約制の人気展示、まさかの無料チケットに驚き

展覧会はWEBからの完全予約制で、30分ごとの入場時間が指定されていました。私はもう少し早い日に行きたかったのですが、すでに予約がいっぱいで、ようやく取れたのが10月7日。

はいほ
ゲノコ

チケット予約時に決済画面を見たら「0円」表示でびっくり!!

以前、シャネル主催のコンサートに参加したこともありますが、そのときも無料でした。
ブランドとして「文化への還元」を大切にしている姿勢を感じます。

シャネル主催のコンサート
「ピグマリオン・デイズ NEXT MOVEMENT」
に行った感想はこちら

コンサート感想|シャネル「ピグマリオン・デイズ NEXT MOVEMENT」
落選続きの末にやっと参加できたシャネル銀座ネクサスホールのコンサート。「ピグマリオン・デイズ」の雰囲気や演奏の感想をまとめました。

会場は六本木ヒルズ森タワー52階

会場は、通常は有料(約2,000円)の展望台**「東京シティビュー」のフロア全体で、
この期間中は丸ごとシャネルのギャラリーに変貌していました。

エントランスでは黒服のスタッフが出迎えてくれ、指定時間の10分前から入場可能。
QRコードをかざして改札のようなゲートを通り、エレベーターで上がりました。

はいほ
ゲノコ

予約制にも関わらず館内は多くの人で賑わっていました!

三つのセクションで巡る、手仕事の世界

展覧会は主に3つのセクションで構成され、シャネルのクラフツマンシップを多角的に体感できます。

le Festival(フェスティバル)

最初の展示空間はアトリエの机がずらりと並び、「職人のアトリエ」の世界が広がっていました。
天井から布や糸、型紙などが吊るされているのは、インスピレーションが降ってくるイメージでしょうか。

机の上にはアクセサリーや靴の制作途中のパーツが並び、実際に職人が使う工具や素材を見ることができます。

近くいた来場者が同行の友人らしき人に
「私も同じものを使っていて、これはこの金具をとめるとき用」
「できたばかりは熱があるから机には置けなくてこの道具で吊るしておくの」
と説明していて、私は「なるほど」と思わず聞き耳を立ててしまいました。

Beyond Our Horizons(ビヨンド アワー ホライズンズ)

日本とフランスの約30人の職人やアーティストによる、伝統と革新が融合した作品を集めたインスタレーションのセクションです。

展望フロアであることを生かして、東京の風景を生かしたスペースや、絵画や立体像など多彩な作品が様々ありました。

Lesage 刺繍とテキスタイル、100年の物語(ルサージュ)

私がもっとも気に入ったセクションです。
ルサージュは、100年続く刺繍とツイードの名門メゾンで、シャネルのオートクチュールを支える心臓部。

展示では、ルサージュの職人たちの仕事環境が再現され、カラフルな糸や色鉛筆、スケッチなどの道具が並び、創造の現場をのぞくような臨場感がありました。

また、ルサージュが保有する刺繍芸術コレクションの一部が展示され、テキスタイル表現の幅広さに刺激を受けました。

音声ガイドでは職人たちのインタビューもあり、100年以上続く伝統の技を受け継ぎながら、今も新しい表現を模索し続ける彼らの「作ること」への真摯な姿勢を感じることができます。

ルサージュの職人たち 女性が多い

【おすすめの活用法】無料で使える「音声ガイド」

会場内にあるスマホとヘッドホンのアイコンにスマホをかざすと、URLが自動的に表示され、音声ガイドが再生できる仕組みになっていました。


解説だけでなく、関係者の貴重なインタビューが収録されており、展示への理解と感動がいっそう増しました。

来場者の多くが使っていない印象でしたが、スマホとイヤホンさえあれば誰でも無料で使えるので、これから行く方には強くおすすめしたい機能です。

まとめ

完成品の美しさやクオリティの高さは言うに及びませんが、この展覧会でもっとも感動したのは、再現された作業室の無数の素材や、それが示唆する工程の丁寧さでした。

ブランドの華やかさの裏側にある「人の手の仕事」の価値を伝える、この上なく充実した展示だと感じました。

はいほ
ゲノコ

無料でこれほどの学びと感動を得られたことに、心から感謝です!

  • 正式名称: CHANEL presents “la Galerie du 19M Tokyo”
  • 会場: 東京シティビュー&森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
  • 会期: 2025年9月30日(火)~ 10月20日(月)

おまけ:六本木ごはん

食事は、六本木ヒルズ・メトロハット/ハリウッドプラザB2Fにある「AFURI」で。
看板メニューの柚子塩ラーメンをいただきました。
柚子の香りが広がる、さっぱりとしたスープに繊細な細麺。


全体的に軽やかで上品な味わいでした。

AFURI 六本木ヒルズ店 - 六本木 | ラーメンデータベース
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