ジェームズ・ガン監督による新しいスーパーマンを見てきました。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を思わせるテンポの良さ、明るさ、おもしろさ。
でもその根底には愛と優しさが満ちていました。
ということで、感想をまとめます!
あらすじ
普段は新聞記者として働くスーパーマン。
しかしその裏では、正体を隠して人々を守り続けている。
多くの人々が彼を支持する一方、彼の超人的な力や国境を超えた活動に疑問を抱く声も少なくなかった。
そんな中、天才科学者にして大富豪のレックス・ルーサーが、スーパーマンを陥れる計画を動かし始める。
ルーサーは、スーパーマンの両親が「地球支配を目的に息子を送り込んだ」という衝撃的な映像を公開。
世間のスーパーマンへの評価は一変し、冷たい視線が彼に注がれるようになる。
スーパーマン自身も、両親の真意を疑いショックを受けるが、育ての親であるジョンとマーサの励ましに支えられ、自分の信じる正義のため、ルーサーとの決戦に挑む。
感想

ラムロウがおる!!!!
DCEUがいろいろな意味で複雑になりすぎたところから一転、DCUはキャストが総入れ替えとなり、明るい画面とノリのいいテンポで幕を開けました。
スーパーマンの願いは「人の命を救うこと」。
まっすぐで純粋で、実にシンプルです。
音楽に合わせた軽快な戦闘シーンや、ちょっとキモかわいいキャラクターなど、ジェームズ・ガンらしさが随所に散りばめられていて楽しかったです。
しかし同時に、この映画からはガン監督の優しさや愛情も強く感じました。
世間から否定されても、寄り添ってくれる身近な人がいたり、避難する人々が小動物を大事そうに抱えていたり、助けられた女性が父母にしっかり抱きしめられるシーンなど、小さな描写の積み重ねが本当に印象的でした。
スーパーマンは「正しい存在」ではなかったけれど、「正しくあろうとする心」を持っていました。「僕だって人間だ!ヘマもするけど、いい人であろうと努力している」という彼の叫びに、心を打たれた人も多いのではないでしょうか。
ルーツは自分ではどうしようもできない。
けれど、どう生きるかは自分でコントロールできる――この映画は、そのことを強く伝えていると思います。
物語の最後、育ての親と過ごした幼い頃の映像に囲まれて、満足そうに微笑むスーパーマンの姿がとても象徴的でした。

私はここで泣いてしまいました
ルーツ以上に、どんな環境で育ち、どんな愛を受け、愛を注ぎ、そしてどう生きようとするのかが人のありようを決めるのだと感じました。
慈しむ心、そして「正しくあろうとする心」への、ガン監督からの優しいメッセージを受け取った気がします。
犬ーーーー!!!!!(スーパーマンを見ました)
クリプトがめちゃくちゃかわいかったですね。
犬好きには良い意味で刺激が強い 笑
手がかかる子ほど可愛かったりするんですよ。
あの子は監督自身の愛犬がモデルだそうです。
適度におバカで、時々かしこく、つまり普通に犬で、ただスーパーパワーを持っているだけ。
犬という存在への愛おしさを感じました。
クリプトよ、あぁクリプトよ、クリプトよ。(ぬいぐるみ欲しかった)(売り切れだった)
最後に
7月18日からは映画館が『鬼滅の刃』一色になりそうで、『スーパーマン』は上映館が少なくなってしまうかもしれません。
ですが、新しいスーパーマンとかわいいクリプトの姿を、ぜひ劇場の大きなスクリーンで目撃してほしいです。
興味のある方は、ぜひ劇場へ足を運んでください!
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