あらすじ
西暦10190年、宇宙はパーディシャー皇帝によって支配されており、惑星ごとにそれぞれの領主が統治していた。
物語の主人公ポールは、惑星カラダンを治めるレト・アトレイデス公爵の息子である。
ポールの母ジェシカは秘密結社「ベネ・ゲセリット」の一員で、禁じられた秘術を息子に伝授しようとしていた。
また、ポールには未来を見通す特異な能力が芽生えていた。
彼らアトレイデス家は、砂漠の惑星アラキスへの移封を皇帝から命じられる。
アラキスは過酷な環境にもかかわらず、宇宙全域で唯一のスパイス生産地として、計り知れない価値を持っていた。
だが、彼らがアラキスに到着してまもなく、先の領主であるハルコンネン家と皇帝の裏切りに遭遇し、公爵は死亡、ポールとジェシカは砂漠に逃れる。
荒野をさまよう中、彼らは先住民族フレメンと出会い、ポールの未来予知のビジョンが現実と重なる。
ジェシカとポールはフレメンに受け入れられる。
ほどなくポールはその指導力でフレメンから救世主と見なされるようになる。
ジェシカはフレメンの教母として立ち、腹の子との対話を通じて民を導く。
ポールとジェシカはフレメンの主導者として、
アラキス訪問中の皇帝とハルコンネン家を襲撃し、皇帝を屈服させた。
感想
デューンPART2見たよー
壮大で美しい絵面 コーラス付きBGM
オレンジ色のフィルター(一部モノクロ)
が同じテンションで最初から最後までとても丁寧に貫かれていた
終映後、隣のお兄さんが「これ何部まであるの?」と呟いてて「それな」と思った pic.twitter.com/GlYe08TZRM— ゲノコ (@guenopon) March 24, 2024
「それな」
1965年に発表された原作小説「デューン砂の惑星」は、SFジャンルに多大な影響を与えた記念碑的な作品です。
「スターウォーズ」をはじめ、この小説からインスピレーションを受けて生まれた多くの作品が存在します。
砂虫を操るポールを見て
「青き衣を纏いて」という老女の言葉が
脳裏をよぎった日本人は多いんじゃないでしょうか
ナウシカに似てるんじゃなくて
ナウシカが似てるんですね
映画が絶賛されるのはそんな歴史的背景を踏まえた上での評価なんだろうなって思います。
叙事詩です。
淡々と物語が紡がれています。
重要な出来事も平穏なシーンも、一貫したテンションで描かれており、
歴史の教科書を読んでいるような印象を受けます。
感情移入できる登場人物かお気に入りの俳優がいれば
より深く物語に没入できるかもしれません。
授業ではぜんぜん頭に入らなかったのに
歴史を題材にしたマンガを読んだ後だと
夢中になって教科書を読んでしまったこと、ありませんでしたか
映画について予備知識なしで見た前回は
物語がどこに向かっているのかほとんど掴めませんでした。
しかし今回は、直前に友人からゴールを教えてもらったおかげで
登場人物たちの意図が把握できて助かりました。
映画を見る前にある程度の背景を知っておくのが吉でしょう。
とはいえ、
PART1が155分。
PART2が166分。
BGMで「あーあーあーあー♪」と流れるたび
ここ早送りできるんじゃないのと思ったり
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の前作「ブレードランナー 2049」もこんな感じだったことを思い出しました。
総論:とにかく壮大
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