池袋 PARCOの追憶展へ行ってきた!
館内アナウンスとが完全に営業マンで最初わからなかった 笑
音声ガイドのゲゲ郎とのかけ合いが二次創作でよく見る2人と同じで、めっちゃおもしろかった
ツッコミ役というか保護者というか案内とお世話、ご苦労様です
これゲゲ郎ガイドはどんな案内だったんだろう pic.twitter.com/sOUbL3ZOs1— ゲノコ (@guenopon) July 4, 2024
池袋PARCOの「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 ~追憶展~」に行ってきました!
とても充実した展示でした!
決して広くはない会場でしたが設定画、絵コンテ、映画の再現展示、小物類、フォトスポットなどがぎっしり詰まっていて見どころ満載でした。
その上、音声ガイドを利用するとゲゲ郎と水木が案内してくれるという贅沢この上ない経験になりました。
楽しかった思い出を忘れないうちにここに記しておきます。
あくまでも覚書なので、間違えているところがあるかもしれません。
思い出したらその都度つけたしたり修正していきます。
間違えている箇所を発見された方、
できましたら教えてくださるとうれしいです。
コメント、問い合わせフォーム、Xのリプ欄やWaveboxでお待ちしています
鑑賞にあたって
展示だけでも十分楽しめる内容ですが、音声ガイドがあると倍以上に楽しめます。
ゲゲ郎と水木が好きなら、ぜひ音声ガイドをおすすめします。
音声ガイドは【A】(鬼太郎の父がメインに案内してくれるバージョン)、【B】(水木がメインに案内してくれるバージョン)の二種類から一つ選べます。
ただし、どちらか一方を選んでも片方が乱入してくるので、実質二人の掛け合いが聴けます。
音声ガイド付きチケットを購入しなくても、当日受付で追加購入可能です。
QRコードをスマホで読み込んで聴く形式なので、スマホとイヤホンが必須です。
展示内容
物語と同じ流れで再現展示されています。
プロローグ → 哭倉村トンネル → 龍賀家屋敷 → 座敷牢 → 墓場 → 展望テラス → 血桜 → エピローグ
各ポイントで、ゲゲ郎と水木が案内してくれます。
再現展示にあわせた絵コンテや設定画などが公開されています。
展示で印象に残った情報
ゲゲ郎
身長:185cm
下着:半股引
とこさんの注意書き「美形キャラではないですが色気のあるキャラです」
下着姿の設定画あり
水木
設定画に「身長は頭がゲゲ郎の目あたり」とコメントあり
明言されてないけど165cmぐらいかな?
とこさんの注意書き「男前扱いされるキャラ」
下着姿の設定画あり。
コメントはなかったけど形状的におそらく猿股
時計はSEIKO MARVEL
就寝時は前髪がおりて目にかかる長さ
目のカットに「まつげバサバサにはしたくない」とコメントあり
ゲゲ郎もなんですが、水木の設定画に、見たことのない角度から描かれた顔がたくさんありました。
特に、斜め上から見下ろす水木の顔がかわいくて、どこかに収録してほしいと思いました。
水木が座敷牢飯を食べるシーン
絵コンテには、
「若いころ飢餓を経験した水木の食事」
「のんびり味わうことなく生きるために食う」
「玉の汗を浮かべ」
などのコメントがありました。
かきこむタイミングや食器を取る仕草など、動作がとても細かく指示されていました。
墓場での飲み会
釣瓶火に会釈してから火をもらう水木
龍賀家家族写真
水木の持っていたスクラップ帳の展示に、孝三さんが「妾腹」という記述あり
龍賀家の男なのに名前に「時」がついていない、顔の造りがどことなく他の兄弟と違うのは、異母兄弟だったからなのですね。
長田が沙代を刺すコンテの注意書き
長田に「想い人の仇、少し切ない表情」というコメントあり
時弥
時貞にのっとられた時弥の表情の設定画あり。
本編ではほぼ時貞の顔になっていましたが、設定画では時貞と同じ表情をしている時弥の顔が二人並べて描かれていました。
どの表情もげすかった……
時ちゃん……
館内放送
毎時10分と40分に水木が追憶展を案内あり。
池袋PARCOにお越しの皆さん、こんにちは。
帝国血液銀行の水木です
って感じでナチュラルに案内してます。
あまりにも自然でPARCOの職員さんのようでした
途中でゲゲ郎も登場するのですが、追憶展の説明をするのはあくまでも水木です。
ゲゲ郎は「早く見たいのう」と言い、
水木よ、儂は先に会場に行っておるぞ
と言い残して去ってしまい、水木が慌てて後を追いかけていきます。 笑
音声ガイドの書き起こし
私が選んだのは【B】の水木がメインに案内してくれるバージョンです。
営業マン水木に接待されてる気持ちになれました。
爽やかな声でイヤホン越しに「私がついています」と言ったりするので、私の心の中の沙代ちゃんがうめき声を上げました。
そんな水木に絶妙なタイミングでゲゲ郎が茶々を入れます。
そのたびに水木が素に戻り、また営業マンになるの繰り返しで、彼の切替の速さを堪能できます。
以下、音声ガイドを書き起こしました。
1プロローグ
なに?俺が案内?
いや、他の奴に頼んでくれないか
え?原稿読むだけでいいって?
(大きなため息)
仕方ないな、わかったよ
(咳払い)
えー、大変お待たせしました
本日は鬼太郎誕生ゲゲゲの謎追憶展にお越しいただき誠にありがとうございます
今日はわけあってあなたの案内役を仰せつかりました
帝国血液銀行の水木と申します
こういうことには不慣れなものですから、どうぞご容赦ください
2イントロ
まず、物語の舞台である哭倉村に向かうということでここから列車に乗ります
ややあやしい雰囲気ですが、安心してください
私がついていますから
私がついていますからとはよく言ったものじゃ
ついとるのはおぬしの背中じゃ
なにをっ!!
ゲゲ郎!お前いたのか!
ついてくるのはいいが、邪魔はするなよ
儂は気をつけろと言ってやっておるのじゃ
よいか水木よ
おぬしの大事な客人に注意をしておいたほうがよい
この会場で写真を撮りたくば、案内に従うのじゃ
場所によっては意図せぬものが映り込むやもしれぬ
撮影を好まぬものがおる場所もあるぞ
十分気を付けることじゃ
おい、奇妙なことを言って俺の客を困らせるなよ
この男の言うことはあまり気になさらないでくださいね
トンネルを抜ければいよいよ哭倉村に到着です
3龍賀家屋敷大広間
さて、ここは哭倉村で一番のお屋敷、龍賀家の大広間を再現した場所だそうです
いやぁ、何から何まで豪華絢爛なつくりですよねぇ
こんなに豪華で広い大広間を見たことがありますか
襖絵も非常に凝っていますね
儂は好かんがのぅ
なにより趣味が悪い
あぁ、客人よ
そこの虎の襖付近に目を凝らしてみよ
みながおぬしらを出迎えておるぞ
おい、勝手に俺の客に話しかけるなよ
すみませんね
もしよければ正面の座布団に座ってみてください
龍賀一族にもてなされているかのような気分になれるでしょう
むかって左奥の部屋には、あなたには見慣れないかもしれませんが
あの龍賀製薬社長克典氏愛用の品の複製品を展示してあるそうですよ
なんじゃ
こんなところにも部屋があるようじゃぞ
入ってみるかの!
おい!
だから勝手なことをするなって言ってるだろ!
4怪しい小部屋
私がご案内します
えっとここは
あれ?原稿に何も書いてないぞ
うわっ!なんだこの部屋はっ!!
血まみれじゃないか
ずいぶんとたくさんな書物じゃのぅ
資料のようなものも展示されておる
ん?客人よ
その奥に行くことはお勧めせんぞ
強力な妖気が出ておる
甲冑のようなものが見えたような
資料はご覧になりましたか
この部屋は早く退出したほうがよさそうだ
5座敷牢
さてこちらは哭倉村村長の長田家にある座敷牢の再現です
家に牢屋があるなんて奇妙ですよね
さまざまな資料もたくさん展示しているので
どうぞじっくりご覧ください
おぬしらが来るまでここで昼寝しておったのじゃが
居心地はさして悪くなかったぞ
客人も中に入って囚われの気分になってみるとよい
飯はでんようじゃがな
この座敷牢は後ろにまわると中に入れるようです
牢に入る経験もなかなかできませんし
どうぞご自由に入ってみてください
中からと外からとで記念撮影をしてみてはいかがでしょうか
客人よ
牢から出られなくなっても安心せよ
儂は出るすべを知っておる
水木にはできんがのぅ(嬉しそう)
ん?ゲゲ郎
何をこそこそ話してるんだ
6フォトブース
こちらのコーナーは写真スポットとなっておりますので
ぜひご来場の思い出に自由に撮影を楽しんでください
おお~
クリームソーダがあるぞ~♪
椅子にも座れるようになっておるのか
お前、クリームソーダを知ってるのか
おっと、こいつは釣瓶火ですね
いい奴ですのでご安心を
一応言っておくが
この会場は禁煙じゃぞ
7展望テラス
ここは龍賀家が持っている展望テラスを再現したものですね
龍賀一族に仕えるものたちの資料も展示されています
なんだかとても嫌な雰囲気だ
そこの動く絵はたいへん貴重なものらしいのぅ
あぁ、手元の原稿によると
絵コンテ、原画撮影、本編映像を同時に見ることができる
特別な展示だそうです
また、この場所は撮影禁止となっておりますのでご了承ください
心に記憶しておけば十分じゃろう
こうして心にとどめた記憶が
人を豊かにしていくものじゃ
8エピローグ
さて、ここまでいろいろな展示を見ていただきましたが
鬼太郎誕生ゲゲゲの謎追憶展もいよいよ出口が近づいてきました
つたないご案内でしたが楽しんでいただけたでしょうか
ようやくここまで来ることができたのう
なかなかよい展示じゃったぞ
水木の案内も悪くなかったのう
まったくえらそうな奴だ
俺の話なんてろくに聴いてなかっただろうが
おー、最後にとても美しい絵が飾ってあるぞ!(聞いてない)
絵はいいのう
心の写し鏡のようじゃ
ただし客人よ
家に帰るまで気を抜きすぎるでないぞ
妖怪たちはいつでもおぬしらの近くにおるからの
またお前は怖がらせるようなことを
本日はここまでお付き合いいただきありがとうございました
よければあなたのお知り合いにもこの展覧会のことを
ひろめてくださるとうれしいです。
今度はもっときちんとした案内人を呼びますので
ではまたのお越しをお待ちしております
また会おうのう
展示物(再現展示、絵コンテ、設定画など)
追憶展は、映画の場面を再現した展示と、それに関連する設定画や絵コンテなどを見ることができる仕組みになっていました。
音声ガイドを聴きながら進むことで、作品の世界観をより深く楽しむことができます。
ここでは、音声ガイドを聴く各場所ごとに展示内容を覚えている限り記していきます。
また、写真撮影が可能な場所もありましたので、合わせて画像も掲載します。
1. プロローグ
2. イントロ
受付から哭倉村トンネルまでの展示には、展示の趣旨やあいさつ文が掲示されていました。
トンネルを抜けると、水木、ゲゲ郎、血液銀行、社長室、電車、少女の持っていた日本人形、たばこ、哭倉村風景の設定画が展示されていました。
また、電車が走るシーンの絵コンテもありました。
3. 龍賀家屋敷大広間
水木が「座布団に座れ」とすすめてきますが、「触れないでください」と注意書きがありました。
罠です(笑)。
大広間の設定画や、克典社長に関連するキャラクター、部屋、小物、車などの設定画が展示されています。克典社長愛用のウィスキーやガラス製の灰皿もダミー展示として置かれています。
また、光を当てると妖怪が浮かび上がる仕掛けの襖絵が飾られていました。
4. 怪しい小部屋
水木がたいへん怯えていましたが、時麿の部屋です。
私たちは、沙代が水木のために部屋に侵入し、庚子を殺して血まみれになったと知っていますが、水木本人はそのことを知らないのですね。
5. 座敷牢
太秦映画村とは異なり、一部のみの再現となっています。ただし、入り口には錠が下りています。
展示内容としては、長田家離れの間取図、水木の浴衣、傷、軍服の設定画がありました。
また、水木が座敷牢飯を食べるシーンの絵コンテも展示されています。
行灯、蚊取り線香、灰皿のダミー展示もあり、興味がひかれました。
6フォトブース
水木はゲゲ郎が「クリームソーダ」を知っていることに驚いていましたね。 私たちは映像でゲゲ郎の思い出を見ましたが、水木は言葉のみなので、デートの詳細は知らないのですね。
鬼太郎の母の設定画が展示されています。
太秦映画村と違って平たい釣瓶火でした。
飲み会シーンの絵コンテ、墓場の設定画も展示されていました。
7展望テラス
裏鬼道衆とゲゲ郎が争うシーンの絵コンテ、原画撮影、本編映像がひとつの壁面に展示されていました。
原画撮影は制作過程を想起させ、個人的に一番見ごたえがある展示でした。
展望テラスには、テーブルと椅子、花が再現されていました。テーブルの上には裏鬼道のお面と狂骨を操る頭蓋骨のダミー展示がありました。
また、裏鬼道衆や彼らの衣装、狂骨の設定画も展示されていました。
8エピローグ
ここに確か血桜があったような……あいまいですが、マッピングされた桜の花びらが舞い、とてもきれいでした。
窟の設定画もここにあったような気がします。
また、龍賀家の面々についての設定画もここだったと思います。
水木のスクラップブックに載っていた龍賀家は映画の時よりも若く、乙米と克典の髪にはメッシュ効果がないと表記されていました。
小さい手!
水木が鬼太郎に遭遇し、抱きしめるまでの絵コンテや、鬼太郎を抱く水木の設定画も展示されていました。
とこさんが「水木と似た体格の男性にスーツを着てもらい、ドラゴンボールの悟空人形を持たせてスケッチした」とおっしゃっていたことを思い出しました
そして音声ガイドのゲゲ郎が「美しい絵」と言っていたのは……
尊い……尊すぎる。
追憶展まとめ
追憶展では、展示されていた設定画や絵コンテなど、どれも非常に興味深いもので、時間を忘れてじっくり見入ってしまいました。
音声ガイドで水木メインを選んだとき、受付のお姉さんが「水木さんですね」とさん付けで呼んでいたのがなんだか嬉しかったです。
作画の修正部分には「すみません」や「ありがとうございます」といった一言が添えられており、細やかな気遣いが感じられました。再現展示と音声ガイドの相乗効果で、「ゲゲゲの謎」の世界にどっぷりと浸ることができました。
また、絵コンテや設定画からは、作品がどれほど丁寧に作りこまれているかがよくわかりました。特に印象的だったゲゲ郎対裏鬼道のシーンは、絵コンテや原画を見ることでその素晴らしさをさらに実感できました。あの人体の動きは3DCGでは再現できない、まさに職人技だと感じました。
追憶展は、「ゲゲゲの謎」のファンだけでなく、映画やアニメ制作に興味のある方にもぜひ見てほしい展示でした。作品への愛情と情熱が詰まった展示に、心から感動しました。
コメント