「忍たま乱太郎」の土井先生の過去がすごかった

アニメ「忍たま乱太郎」に出てくる土井半助は主人公乱太郎、きり丸、しんべヱが通う忍術学園の先生です。
いつもニコニコと優しく、かっこいい土井先生に初恋を奪われた女子は多いのではないでしょうか。
最近になって土井先生への感情がぶり返し、軽い気持ちで調べてみたら、驚くほど重い事実がいっぱい出てきたので、備忘録がてらここでシェアします。

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土井先生の基本情報
土井先生の経歴
土井先生についてまとめ

土井先生の基本情報

名前　土井半助

25歳　独身　身長175cm
（室町時代の成人男性は平均身長158cm前後なのでかなりの長身です）
忍術学園最年少教師
山田先生と共に「一年は組」担任
（山田先生が実技担当で土井先生は教科担当）
胃痛持ち（神経性胃炎）
火薬委員会顧問
ちくわ、かまぼこなどの練り物が苦手で食堂でよく揉めている
女装すると「半子さん」になる

以上は土井先生についてよく知られていることですね！
次からは調べて分かった事柄です！

土井先生の経歴

出身

土井半助は瀬戸内の福原で生まれました。
現在の兵庫県神戸市にあたります。
有力豪族の若君でした。
幼いころに屋敷が夜襲に遭い、一家は皆殺しになりました。
生き残った彼は仏門に入ります。（原作「落第忍者乱太郎」50巻より）

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土井半助の生い立ちは浄土宗の開祖法然上人がモデルになっています。
法然上人の出家前の名前が「勢至丸」だったため
土井半助の幼名を「勢至丸」とする向きがあります。（公式ではありません）

ゲノコ

当時の社会では後ろ盾を失った上位階級の子弟が
身を守るために出家することは珍しくありませんでした

ゲノコ

当時の寺は学府としての役割がありました。
土井先生が書物に親しみ、

若いながらも知識が豊富な理由がわかりますね！

土井半助のモデルである法然上人は、まだ勢至丸であった9歳の時に一族が襲われました。
勢至丸は武家の習いに従い、瀕死の父親に敵討ちを誓います。
しかし父の漆間時国は「汝さらに敵をうらむ事なかれ。これ偏に先世の宿業なり。もし遺恨をむすべばそのあだ世々に尽きがたし」（決して敵を恨んではいけない。すべては因果応報なのだ。敵討ちをすれば、恨みは幾世代も続く）と諭します。
そして「早く俗をのがれ家を出て、我が菩提を弔い、みづからが解脱を求めよ」（出家して、私の菩提を弔い、仏法を求めてくれ）と言い残し、勢至丸の目の前で息をひきとりました。
勢至丸は父の遺言を守って敵討ちを諦め、仏道修行に励むことになります。

修行時代

仏法を学ぶ過程で忍術、兵法もたたきこまれました。
山岳仏教（修験道）とのかかわりもほのめかされています。（原作50巻より）

ゲノコ

忍者のルーツは山伏（修験道の行者）という説があります

「夜霧」時代

土井半助は「カエンタケ」という忍者隊に属し、「夜霧」と名乗っていました。
彼らは最狂忍者隊といって過言でない熾烈な暗殺者集団です。
実は土井半助の生家を滅ぼしたのは彼らでした。
つまり家族を殺した人たちに土井半助は養育されていたことになります。
（ミュージカル「忍たま乱太郎」第12弾より）

ミュージカル「忍たま乱太郎」の土井半助役一洸（張乙紘）さん

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ゲノコ

端正で優しげな面立ちは土井先生のイメージ通りですね♡

夜霧時代の土井先生やカエンタケとの因縁について、こちらの記事で詳しく掘り下げています。
さらに深く知りたい方は、ぜひご覧ください。
↓

ミュージカル「忍たま乱太郎　第12弾まさかの共闘！？大作戦！！」ネタバレ感想

土井先生の過去に焦点があたったミュージカル「忍たま乱太郎」第12弾！「劇場版忍たま乱太郎ドクタケ忍者隊最強の軍師」との関連性は？

「抜け忍」

19歳の土井半助は忍者隊から脱退し、「抜け忍」となります。
かつての仲間に追われた土井半助は逃げきれず、崖から転落してしまいます。
たまたまその場に居合わせたのが、山田伝蔵一家でした。
（一家団欒の場に土井半助が落ちてきます）
山田伝蔵は襲ってきた忍者を撃退し、怪我をした土井半助を家に連れ帰り、家族総出で介抱します。
（原作「落第忍者乱太郎」50巻＆アニメ「忍たま乱太郎」20期より）

ゲノコ

当初は「忍務の失敗」で追われていたと言い、

「抜け忍」と言明していませんでしたが
後に明らかになりました。

ゲノコ

山田先生の息子で、「忍たまハンサム枠」の利吉が当時12歳！
幼い姿がかわいいです！
最初は家族水入らずの野遊山（ピクニック）を邪魔されたとむくれてましたが、
最終的に「お兄ちゃん」と慕うように（アニメ「忍たま乱太郎」30期より）胸熱

14(金)の #忍たまは
「思い出した手当ての段」

利吉がケガをした突庵望太をつれて忍術学園へやってきた。
手当てを受ける突庵を見た土井先生は、はじめて利吉や山田先生と会ったときのことを思い出す。#忍たま思い出話

▼同時・見逃し配信はこちら▼https://t.co/6XIfZ4tv1F pic.twitter.com/qi7VdSZjy3

— NHKアニメ (@nhk_animeworld) October 13, 2022

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次回もお楽しみに‼️#忍たま映画 pic.twitter.com/Bmq5uDica7

— （株）亜細亜堂 (@ajiado_saitama) December 30, 2024

↑（注）公式画です

ミュージカル「忍たま乱太郎」第12弾では、少し違った経緯になっています。
土井半助が抜け忍となり追われる身となるところまでは同じです。
しかし、カエンタケ忍者隊の追手は崖から転落した「夜霧」（土井半助）を死んだと思い込み、引き返します。

意識を失って倒れている「夜霧」は山田伝蔵に発見され、伝蔵と利吉によって家へ運ばれます。
そして、「夜霧」こと土井半助は、体が回復するまで山田伝蔵の自宅で療養することになりました。

土井先生の過去が描かれた貴重なミュージカルシーンを紹介！
「夜霧」がカエンタケ忍者隊に追い詰められ、崖から落ちる場面。
そして、伝蔵に助けられ山田家に保護されるまでのドラマチックな展開を、
リンク先の動画でぜひご視聴ください！
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忍術学園の教師へ

山田先生の薦めで忍術学園に就職し、教師となります。

ゲノコ

山田伝蔵は妻の進言により、土井半助を忍術学園に推薦しました。
妻は息子、山田利吉が土井半助に懐いていく様子を見て、教師の素質を見出したのです

ゲノコ

山田先生が土井先生を時折「半助」呼びをするのは、

同僚になる前からの知己だったからなんですね。
ただの先生同士でないとは思ってましたが

土井先生が忍術学園に着任した時期については、アニメ版とミュージカル版で異なります。

アニメ版では、現6年生が1年生だった5年前です。（アニメ「忍たま乱太郎」32期より）
ミュージカル版では前年に卒業した生徒を担当していたとされ、少なくとも6年以上前に着任していたことになります。（ミュージカル「忍たま乱太郎」第14弾より）

土井半助という名前

アニメでは「半助」は本名ではありません。
当初、抜け忍であることを理由に名前を明かさず、忍術学園では「若い人」や「新しい先生」と呼ばれていました。
殺伐とした雰囲気やぎこちない笑顔で子どもを怯えさせることもあった彼に対し、山田先生は「半人前」として「半助」と名付けました。
また、土井先生の現在の口癖である「教えたはずだ」は、かつて山田先生が彼を注意する際に使っていた言葉に由来しています。（アニメ「忍たま乱太郎」32期より）

13(金)の #忍たまは

「若い人の段」

一年は組の授業中、また胃がいたくなってしまった土井先生。
ふと、忍術学園につとめ始めたころのことを思い出す。

土井先生はある事情から自分の名前を名乗れず、ほかの先生たちから「若い人」と呼ばれていて…

同時・見逃し配信▼https://t.co/ihgkVPUq9y pic.twitter.com/iJFKoAFrKH

— NHKアニメ (@nhk_animeworld) December 12, 2024

ミュージカル版でも、忍術学園以前では一度も「土井」や「半助」という名前が使われておらず、アニメと同じ経緯で名付けられた可能性が高いと考えられます。

忍術学園以前の土井先生や、抜け忍になった経緯、さらに所属していた忍者隊との確執について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事をご覧ください！
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