最終シーズンを迎えたスーパーナチュラル。
撮影を再開するにあたって、ジャレッドさんが貴重な写真を公開してくださいました。
PCR検査をする人をこんなにはっきり見たのは初めてです。
コメントとはともかく絵文字とタグが 笑
噂には聞いていましたが、痛そうですね~。
逐一感想
まさかのベッキー再登場
ベッキーを覚えてますか?
というかベッキーを忘れられる人なんていないかもしれません。
小説「スーパーナチュラル」の大ファンで、サム×ディーンの二次小説を手掛けていた彼女です。
兄弟の濡れ場を読み上げながらタイピングする姿に、一部の心当たりのあるファンは冷や冷やしたのではないでしょうか。
その後、彼女は原作者チャックとお付き合いを開始し、破局後は夢女子に変化して暴走、
サムに媚薬を飲ませて結婚してしまうという、ファンの究極を突き進んでいました。
しかし結婚が無効になって以来、姿を現すことなく、伝説のキャラになっていたのです。
ただし、小説「スーパーナチュラル」の続編がなぜかAmazonで販売されており
作者の名前が「ベッキー・ウィンチェスター」という、
サムの声が裏返ってしまうぐらい驚きの事実があったりしましたが……
そんなレジェンドが意外な復活です。
サムと別れた後、彼女はカウンセリングを受け、自分を見つめなおしたようで、
今は現実の男性と結ばれ、2人の子どもをもうけて、幸せな家庭を築いていました。
でも、スーパーナチュラルのファンは続けていて、関連のグッズを手作り販売しているようです。
Etsyかな?
二次小説の創作もやめてないそうなので、Amazonの「ベッキー・ウィンチェスター」もやはり彼女なんでしょうね!
チャックとの再会
公私ともに……というかむしろ表も裏も順調なベッキーの前にチャックが現れました。
自分を捨てた元カレの登場……複雑ですよね。
しかも何やらしょぼくれた感じ……いやな予感しかしません。
チャックはサムに撃たれて弱ってるのと、アマラに突き放されたことで自信を失っているようです。
創作意欲がわかず、書くことができないチャックは、ベッキーに頼りにきたのでした。
振ったくせに、自分の調子が悪い時は支えてもらおうなんて、
なめてんじゃないの?
ベッキーがまだ自分のファンだと確信しての行動なのが、なんともはや。
さすがにベッキーもイラつきを隠せません。
それでもチャックがあまりに消沈しているので、ベッキーは「書くこと」へ意識を向かわせようとします。
根がいい人だからな…
「物思いにふけってイライラして何になる?作家が幸せを感じる行為は何?書く意志があるかどうかよ」
考えてるだけではダメ。手を動かし、創り出さなければクリエイターは幸せになれない。
オリジナルとファンフィクションという違いはあるものの、同じ創作者としての言葉は
重みがあるものでした。
チャックはモチベーションを取り戻し、スーパーナチュラルのエンディングを書き始めたのでした。
ところでチャックは先に結末を書くタイプなんですね。
終わり方を決めて、そこに至る経緯を綴っていく方法をとっているようです。
初稿は及第点をとったものの、「スリルが足りない。ノリが悪いし、平凡なクライマックス」と評を受けてしまいます。
うーん、これは制作側が一番言われたくない言葉をベッキーの口から言わせたのではないかな?
つか「兄弟が捕まって悪者の独り言で終わる」「キャスがいない」ことが気になったぞ。
特に「キャスがいない」な
推敲を経て、完成した原稿は、ベッキーから大ブーイングを受けてしまいました。
「こんな終わり方、悲惨すぎる。こんなのひどすぎる。希望がない。これじゃファンが悲しむ。ディーンとサムがかわいそうよ。最悪よ」
えっと…これはファンが一番言いたくない言葉をベッキーの口から言わせたでしょ?
つか、まじやめてよ、そんなラスト。
チャックは「表紙はウィンチェスター兄弟の墓石」とか言ってるし。
ベッキーの心を動かしたことに大変満足したチャック、改め神は意気揚々とベッキーの夫を消し、子供たちを消し、ベッキーも消し去ってしまったのでした。
うわー……。
狩りを続ける兄弟
同じころ、ウィンチェスター兄弟は女子生徒が惨殺された事件を調べに、某高校に赴きます。
そこでモンスター・ペアレンツに遭遇する兄弟。
しかし悲しいかな、モンスター・ペアレンツは、モンスターズ・ペアレンツでした。
彼らは、バンパイアに変異した息子を守るために過度な干渉をしていたのです。
他人の命を脅かしても、我が子を庇おうとした父母でしたが、息子は自分の身をウィンチェスター兄弟にゆだねます。
彼には正気を失って恋人を殺してしまった罪悪感と、この先も同じことをしでかすであろうモンスターだという自覚がありました。
おそらくですが、兄弟が現れなくても、死を選んだのではないでしょうか。
微笑みさえ浮かべて両親に別れを告げ、暗い森で穴の中に立ち、兄が振り下ろす首切り刀を待つ姿は切なさがありましたよ。
ちなみにジェンセンさんの監督回。
「今」っぽい、かっこいい演出でした
やるせない事件だったものの、狩りがひとつ無事にすみました。
今まで通り俺たちは狩りを続ける
大切な人を失いすぎて、何もかもを放り出したかった兄貴。
一度は絶望していたけれど、サムが言った「神がいなければ自由にできる」という言葉で
やる気を取り戻し、自分たちを支えてくれた人たちのために狩りを続けることを決めたのです。
チャックが消えて自由だ。
好きなようにやれる。
だから前に進む
しかし、一人が上がれば一人が下がるのがウィンチェスター兄弟。
前に進めるか自信がない
サムちんが落ちてます。
何ひとつ忘れることができない。
ジェシカのことも。
忘れるなんて無理だ
ジェシカ?懐かしいな、おい。
ここにきて唐突にこの名前が出てきたってことはなんらかの伏線でしょうか??
犠牲にしてきたものへの喪失感でいっぱいだというサム。
失ってきた大切な人たちに想いがとらわれているようです。
でも明日、目覚めたら気が変わるかな
そうだね、疲れてると嫌なことばかり考えがちだもんね。
よく寝てね、サムちん。……。
雑感
万能である神は善き存在であるという発想。
我々人間にふりかかる苦難は超えるべき試練であるという発想。
それが基盤となっているから、悲惨すぎたり理不尽すぎる事象があると、受け止めきれず、神の存在を疑い、中には「神なんていない!」と結論づける者もいたりする。
しかし神は作家であると考えてみよう。
すると納得できない出来事の数々が、作家である神が自身を楽しませるために書いた小説の出来事に思えてきやしないか。
神はただ、楽しみたいだけなんだ。
自分の創った傑作を楽しみたい。
そして気に入らない作品は次々と破棄されていく。
神は助けてなどくれない。
神は愛なんかじゃない。
実はスーパーナチュラルってえげつない物語なんじゃないかと思えてきたシーズン15です……
自分勝手な見所
ベッキーの書いている二次小説の内容が
「狩りをするだけじゃなくて、洗濯したり兄弟で話をするとか」
って平和でいいなぁ……
つかみんな無事で、シーズン16もありそうなラストを迎えてくれ!
たぶん無理なんだろうなぁ……
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