逐一感想
バーバ・ヤーガ退治
サムとディーンは幼いころの友人の死を知りインパラを走らせましたが
すでに葬儀は終わった後でした。
実は友人の姉が弟の死に疑問を持ち、サムとディーンを呼び出したのです。
25年前の冬、モーテルで彼らはある魔物に遭遇していたのでした。
父ジョンがいない中、幼いディーンが魔物を滅したと思っていたのでしたが
実はしとめ損ねていて、魔力を取り戻した魔物が殺したことが発覚します。
魔物の正体はバーバ・ヤーガでした。
スラブ民話に出てくる厳しい寒さを具現化した魔女。
ひどく痩せた体で、白髪の老婆の姿をしており、脚はむき出しの骨だけの状態である。
森の中の一軒家に住んでいる。
特殊な能力を持ち、民話に登場するときはたいてい敵役で、子供を誘拐して食べてしまうパターンが多いが、ときには主人公をピンチから救ってくれることもある
日本の山姥に似てますね
バーバヤーガのエネルギーの源である指輪を壊し、今度こそとどめを刺した兄弟は
懐かしいモーテルを後にするのでした。
ここにきて揉めるウィンチェスター兄弟
帰りの車中、カスティエルに連絡を入れようとしたサムをディーンがとめます。
そして言えずにいたことを話し出しました。
狩りの途中、ビリー(死)が現れたこと。
彼女は、チャックが他の世界をすべて滅し、残った唯一の世界であるこの地球に戻ってくることを伝えたのです。
そしてディーンは、ジャックの今後についても語りました。
ジャックが爆弾になり、自爆してチャックとアマラとともに消滅してしまうことです。
もちろん動揺するサム。
その事実をいつ知ったのかと問いただします。
バンカーを出る前にキャスが俺に教えた。
この狩りに来る前だ
知ってて黙ってたのか
狩りの舞台になったモーテルはバンカーから車で少なくとも7時間以上の場所。
そしておそらく一泊以上はしてるわけですからね……
なのにディーンは話しませんでした。
しかも今回の狩りで、25年前のディーンが魔物について隠し事をしていたことも明らかになっています。
サムは憤ります。
どういうこと?
まだ隠し事を?
サム…
信じられないよ!
こんな大事な話を隠す?
お前は受け入れたか?
ビリーを疑ったじゃないか!
アマラの件だって批判的で倫理がどうとか反論した!
当然だろ!
ジャックが死ぬのを黙ってみていろっていうのか?
「そうだ!」「間違ってる!」と意見が対立する二人。
ディーンが声を荒げます。
チャックを殺すためだ!
わかるか?
これだけが俺たちが解放される方法だ!
悪いがサム、他に選択肢はない!
俺たちはこれでいく!
そうかよ
ここでサムちんが黙ってしまいます。
………サム
やめろ!言うな!頼むから!
サムちん、シャットダウンモード。
兄貴、不安げ。
……悪かった、お前に
何も言うな。やめろ。運転だけしてくれ(シャットダウン)
……気まずい車中。
バンカーまで約7時間。
雑感
少年ディーンが出てくるとほぼ毎回、睫毛バシバシの華やかな美少年がキャスティングされますねー。
そして少年サムは知的なイメージと言ったところでしょうか。
25年前といえば、1995年のお話です。
ディーンは16歳、サムは12歳です。
「アフタースクールスペシャル」回の少し前あたりかな?
(少年時代はサムが平均より小柄だという設定が自分的にはツボです)
ちなみに大学ガイドは1991年版。
つまり4年前のものをサムは大切に抱えていたということです。
おそらくだれかがモーテルに放置したのを拾ってきたのでしょう。
子ども時代の兄弟が出てくると、たいていディーンに切なさを感じてしまいます。
父親に対して従順で、迷いなく家業を選択するのは
芯があるように見えて実際のところ、他を知らないのが理由だったりするのです。
また父に愛されたいという気持ちも見え隠れしますしね。
しかし父を盲信していない弟は大学進学を考え始めています。
そう、兄とは対照的にサムには外の世界が見えているって事実が
また膨らますんですよ、ディーンに対する切ない感情を。
「他の道を望んだことは?」
フィナーレまで残り数話でこのエピソードが来たというのは
なにか意味があるのでしょうか。(こわい)
自分勝手な見どころ
弟は外の世界を見ている
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