映画『サンダーボルツ』予習&復習ガイド|MCU初心者でもわかる登場人物と世界観

映画感想

映画『サンダーボルツ (Thunderbolts*)』を観てきました!

詳しい感想は別の記事にまとめますが、ここでは主要登場人物の紹介をしていきたいと思います。

というのも―― 『サンダーボルツ』が気になっているけれど、予告編やポスターを見て「知っているキャラが少ない」「話についていけるか不安」という声をネット上で多く見かけたからです。

本作は、いわばMCU版スーサイド・スクワッドとも言えるような“ダークヒーロー集団”の物語。
登場するメンバーの多くは、これまでのMCU映画ではあまり目立ってこなかったキャラクターたちです。

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』同様にドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』を踏まえた内容が含まれているため、映画だけを追ってきた方にとっては、少しハードルが高く感じられるかもしれません。

はいほ
ゲノコ

とはいえ、『サンダーボルツ』本編では、過去の出来事や固有名詞をはっきりさせず、 知らなくても“なんとなく察せる”ように配慮されていたように感じました。
予習なしでも物語そのものは楽しめる構造にはなっていたんじゃないかな。

この記事では、これから『サンダーボルツ』を観ようとしている方や、 鑑賞後に「このキャラ、どこで出てきた人だっけ?」と気になった方に向けて、 主要キャラクターの簡単な経歴と関係性、そして物語の背景を紹介していきます。

サンダーボルツの背景:アベンジャーズ不在の世界

『サンダーボルツ』は、映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の数ヶ月後を舞台にしています。 この時点のMCU世界には、すでに大きな変化が起きています。

押さえておきたいのは、以下の2点です:

  • スティーブ・ロジャース(初代キャプテン・アメリカ)は登場しません。 すでに第一線から退いており、一部では“故人”として扱われています。
  • サム・ウィルソンが3代目キャプテン・アメリカとして正式に活動中。 主にワシントンD.C.を拠点にヒーロー活動を行っています。

つまり、『サンダーボルツ』は、 「スティーブなき世界」そして「サムが新たな象徴となった時代」の延長線上にある物語です。
アベンジャーズという正義のチームが姿を消したあと、政府は“次なるヒーロー像”を求め、新たな形で「ヒーローを管理しようとする」動きを強めています。
その流れの中で、ヴァレンティーナという謎の女性のもとに集まったのが、今回の「サンダーボルツ」チームです。

登場人物:キャラ紹介と登場作品

エレーナ・ベロワ

登場作品:『ブラックウィドウ』『ホークアイ』
ソ連のスパイ組織レッドルームで育てられた暗殺者。
レッドルーム出身者は総じて「ブラックウィドウ」と呼ばれ、アベンジャーズのナターシャ・ロマノフは“先輩”にあたる。
過去にはナターシャ、アレクセイとともに偽装家族としてアメリカに潜伏していた時期がある。

はいほ
ゲノコ

幼かった彼女には偽装家族が理解できず、ナターシャを本当の姉、アレクセイを本当の父親だと信じて過ごしていました

 

アレクセイ・ショスタコフ(レッド・ガーディアン)

登場作品:『ブラックウィドウ』
ソ連によって超人血清を投与された超人兵士。
キャプテン・アメリカに対抗する存在として計画されたが、主な活動はスパイ任務で、実戦経験は少ない。
ソ連崩壊後は政治的に“存在を消す”ために収容所に送られたが、ナターシャとエレーナによって解放される。
現在はアメリカで新たな生き方を模索中。

はいほ
ゲノコ

レッド・ガーディアンのコスチュームは本人の手作り

アントニア・ドレイコフ(タスクマスター)

登場作品:『ブラックウィドウ』
レッドルームを統括していたドレイコフの娘。
父によって感情や自我を奪われ兵器として操られていた。
戦闘能力は極めて高く、相手の戦い方を見ただけで瞬時に模倣する“コピー”の技術に長けている。

はいほ
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顔に残る傷は、ナターシャとエレーナによるレッドルーム蜂起時のもの

エレーナ、アレクセイ、アントニアが登場する『ブラック・ウィドウ』予告編

ジョン・ウォーカー(U.S.エージェント)

登場作品:『ファルコン&ウィンターソルジャー』
2代目キャプテン・アメリカとして任命された元軍人。
学生時代から軍歴まで常に優等生だったが、キャップとしての重責と現実のギャップに苦しみ、超人血清を自ら投与。
その後、ある事件をきっかけに表舞台を追われる。

ドラマ『ファルコン&ウィンターソルジャー』配信告知動画
二代目キャプテンアメリカ時代のジョン・ウォーカーが登場

エイヴァ・スター(ゴースト)

登場作品:『アントマン&ワスプ』
科学者だった父の実験失敗に巻き込まれ、身体が不安定な量子フェーズ状態に。
物質をすり抜けたり透明化できる能力を持ち、S.H.I.E.L.D.によって暗躍させられていた。

はいほ
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『アントマン&ワスプ』では白いスーツ姿でした

エイヴァが登場する『アントマン&ワスプ』予告編

バッキー・バーンズ(ウィンター・ソルジャー/ホワイトウルフ)

登場作品:『キャプテン・アメリカ』シリーズ、『ファルコン&ウィンターソルジャー』
1930年代生まれの元兵士で、スティーブ・ロジャース(初代キャプテン・アメリカ)の親友。
第二次世界大戦中に戦死したと思われたが、ヒドラに捕らえられ拷問・虐待・洗脳・改造され、「ウィンター・ソルジャー」として暗躍する。
年を取っていないのは任務時以外は冷凍保存されていたため。
長年、過去の罪に苦しみながらも自分を取り戻し、現在は政治家として新たな役割を担っている。

映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』予告動画
ヒドラ時代のバッキーが登場

ヴァレンティーナ・アレグラ・デ・フォンテーヌ

登場作品:『ファルコン&ウィンターソルジャー』『ブラックウィドウ』『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』
CIA長官。
ヒーローやヴィランの間で勧誘活動を行う謎多きスカウトウーマン。

はいほ
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エヴェレット・ロス(マーティン・フリーマンさんが演じるCIA捜査官)の元奥さんです

サンダーボルツとは? :名前の由来と、チームの立ち位置

『サンダーボルツ』は、アベンジャーズのような“正義のヒーロー”ではなく、過去に罪を犯した者、任務に失敗した者、国家に見放された者たちによって構成された、異色のチームの物語です。

物語の舞台は『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』の数ヶ月後。
スティーブ・ロジャースに代わり、サム・ウィルソンがキャプテン・アメリカとして活動する一方、政府や諜報組織の裏側では、別のかたちで“新たなヒーロー像”が構築されつつあります。

「サンダーボルツ」というチーム名を最初に口にしたのは、実はアレクセイ(レッド・ガーディアン)。
名前の由来は、少女時代のエレーナがかつてアメリカで所属していたサッカーチーム名から取ったものです。
この呼び名には、自分たちなりのアイデンティティを見出そうとする想いも感じられます。

ゲノコ
ゲノコ

一方で、世間がこのチームをどう認識するかは、また別の話。

まとめ:予習なしでも大丈夫。でも、知っているともっと面白い。

以上、『サンダーボルツ』を観る前に知っておくとより楽しめるポイントをまとめました。

とはいえ、前述のとおり映画本編は過去作に触れていなくてもおおまかに状況がわかるように、配慮がされています。
主要なMCU映画を観てきた方なら十分に内容を追える構成になっていると感じました。

それでも、 「予告編だけでは内容がつかみにくい……」 「知らないキャラばかりで不安……」 という声があるのも事実。

この記事が、そんな方々にとって少しでも“安心して観るきっかけ”になればうれしいですし、観終わったあとに「あのキャラって誰だったんだろう?」と気になった方にも役立ててもらえたら幸いです。

サンダーボルツは、正義のヒーローではなく、トラウマを抱えた者たちが再び立ち上がろうとする物語。
だからこそ、彼らの過去や立場を知ってから観ることで、より深く心に響く瞬間があるはずです。

映画をご覧になったあとは、ネタバレありの感想&考察もあわせてどうぞ。
(バッキーへの想いを込めて綴りました)

映画『サンダーボルツ』ネタバレ感想と考察|バッキーのかっこよさに感涙
映画『サンダーボルツ』のネタバレ感想と注目シーンを深掘り。バッキーの魅力、ボブ考察、ニュー・アベンジャーズとの関係も。

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