ストーリー的に区切りがいいので、3話まとめてネタバレ感想いきます!
逐一感想
家出息子を探して
消えたジャックを探して、兄弟は十字路の悪魔と取引したりしますが、なかなか見つかりません。(ここで第8話のあらすじ終了)
そんなとき、ジョディ・ミルズ捜査官から殺人事件の連絡が入ります。
被害者は目を焼かれていたこと、殺害直前に目撃された人物の人相がジャックそっくりなこと。
目を焼くのは天使の常套だが、ジャックが関わってるのは間違いない…
兄弟は暗澹たる思いで、現場にかけつけます。
被害者の恋人から、殺された男性は、ドリーム・ウォーカーの才能があり、
別次元の世界を見る能力があったと知らされます。
男性が生前、同じドリーム・ウォーカーの少女とメールをやりとりしあっていたのを見つけ、兄弟はその少女の元へとインパラを走らせるのでした。
家出息子発見
少女の名はカイア。
優れたドリーム・ウォーカーではあるが、彼女が行く次元の世界は怪物がたくさん生息する恐ろしい場所で、その恐怖から逃れるため薬を過剰摂取して逮捕、更生施設送りになったらしい。
そこに現れた「コカイン少年」。
いい子の笑顔で
やあ!僕はジャック!
笑顔なんだけど、バランス悪い人っていうか…わかる?なんとなく違和感のある表情で、動作も少し変、というか、振り向き方とかが不自然でちょっとロボット味あるっていうか………初期カスティエルに似ているんだなぁ。かわいいです。
「ここから出してあげる」とカイアについてくるよう促すジャック。
しかしジャックは途中で、指先ひとつでカウンセラーの意識を失わせたり、鍵が3つついてる鉄の扉を軽く開けたりして、カイアを不気味がらせます。
更生施設を出たところで、現れたサムとディーンに気を取られたすきを狙って、カイアはジャックの足を蹴飛ばし顔を殴り、逃げだします。
僕を殴った!なんで?
そりゃそうだ!
家出息子の言い分
ジャックが自分たちを見限って、ルシファーを求めているのではと疑っていた兄弟でしたが
僕がルシファーを?なんでルシファーを探すの?僕にはなんの関係もない。君たちとカスティエルがいる!僕の家族だ!
家族……ディーンのキラーワードですね。
………その通り
ほら、ほだされてる表情してる!!
ジャックは、別次元の世界を開ける方法を考えていて、惜しいところまではいけるのだが、何も見えず、真っ暗になってしまうらしい。なので、別次元を見ることができるドリーム・ウォーカーに誘導してもらったとか。
そして、見てきたヴィジョンを兄弟に伝えます。
最終戦争の世界で、教会の奥に閉じ込められたメアリーの姿を。
オフクロを見つけた。手柄をたてたぞ。よくやった!
………!!
喜んでる、喜んでるよ!かわいい。
男性には力を借りただけで、殺してはいないこと。
そして彼から、カイアのほうが能力があると教えてもらい、会いにきたということを知り、兄弟は安心したのでした。
ジャックくん、誤解が解けてよかったね。
異次元の扉
さて、ジャックから逃げたカイアは天使たちにつかまってしまいます。
ドリーム・ウォーカーの男性を殺したのはこの天使たちで、ジャックの行方を聞き出すために拷問したんだとか。
そしてジャックをおびき寄せるためにカイアを囮に使ったのですが
ジャックの「力」で天使を蹴散らしてしまいました。
さらに不気味がるカイア。(当然)
次元の壁が薄くなっていて別次元の世界へ楽に行ける場所があることを、ドリーム・ウォーカーの男性から聞かされていたジャックは、カイアを連れていって誘導してもらいたいと思っているのですが、拒否反応を起こしてしまっています。
こんなこと理解しようってほうが無理だよね。君が必要なんだ
子犬の目を使って説得しようとするサム。
車に乗れ!
手っ取り早く銃をちらつかせて恐喝する兄。
控えめに言って狂犬。
乗れって言ってんだ!!
……
……
銃を突き付けて脅してカイアをインパラに乗せ、一行は出発するのでした。
どんな手をつかっても、おふくろを助ける!
着いたのは廃造船所。
追いかけてきた天使たちから逃れ、廃船へ入ります。
サムが天使除けを次々と書いていきますが、天使たちは、船の周りを取り囲み、跪き、天使の剣をつきたて、片方の手で一斉に地面をたたきます。
厨二テイストですが………かっこいい。
次第に溶けていく天使除け。
逃げられない!と焦りますが、カイアが脱け出す方法を提案します。
ジャックを誘導して、別次元への扉を開き、そこへ脱出するのです。
さっそく二人は行動します。
しかしなかなか最終戦争の世界は見つからず、カイアがよく行く「恐ろしい世界」のヴィジョンばかりが現れます。
集中するカイアとジャック。
やっと最終戦争の世界が見つかり、扉を開いた途端、激しい閃光が船から放たれ、天使たちは消滅してしまいました。
兄弟とカイアは別々の世界へ飛ばされ、そしてジャックだけがメアリーの元に行くことができたのでした。
蛇足
一方、兄弟は。
カイアが言っていた次元の世界に来てしまったようです。
そこは得体の知れない怪物が跋扈する世界………
たぶんロケ地カナダなんだと思うんだけど、自然豊かで、緑が深くて、大きな木がうっそうしてて、なんか童話の森みたいなの。
そして怪物がね、大きさがまるっきし人間でね。
マントを全身にはおってて、異形のマスクをつけてるの。
んで、上半身をかがめて肘を開き気味で中腰・蟹股で歩く………
たとえていうと、ロスアンゼルス大戦のエイリアンみたいな。
いや、日曜の朝やってる日本の特撮ものの怪人みたいな。
わかるかな?
なんていうか、今までのスパナチュらしくないムーブに、戸惑いを覚える一視聴者の私、みたいな。
で、ジャックとカイアが開きっぱなしにした「扉」からこいつらが脱け出してくるんですわ。
いっぱい。
異変を感じていたミルズ保安官が、ドナの助けを借りてですねー。
あとクレアとかアレックスとかがカイアに出会って、予知夢で見た事件を伝えてにきたペイシェンスも合流したりとかしてね、
ガールズが力を合わせて、兄弟を異次元の世界から救ったよ!
でもその過程で、カイアが謎のマント女性(この人だけ中腰じゃない)に殺されたよ!
最後、扉は閉じたけど、別の扉が開いて、マント女性がやってきたよ!
マントを脱いだら、カイアだったよ!案の定!!
たくさんの中腰怪人がこちらに来てしまったので、クレアはミルズ保安官の元にとどまって、退治することに決めたらしいよ!
以上!
雑感
人気ドラマのスピンオフってのは、珍しい話じゃなくて
CSI科学捜査班(CSI:シリーズ)やヴァンパイアーズダイアリー(オリジンズ)などいろいろありますね。
で、スーパーナチュラルでもそれを狙ったみたいで
題してウェイワードシスターズ。
蛇足で記したストーリーは、スピンオフ実現のためのパイロット版だったらしく。
最初、タイトルを聞いたとき、私はてっきり、ミルズ保安官とドナ保安官が主役だと期待してたんですよ。
かっこいいジョディと、おちゃめなドナの個性的な二人の大人のシスターズだとばかり。
クレアやアレックスの娘世代だったのね…。
クレア役がこの子に交代になったのもこれ狙いだったのかなーなんて穿ってしまったわ。
いや、成長した今のクレアもいいと思うけどね。
若くて魅力的な女の子チームが、別次元の怪物たちと闘う話にしたかったんだろうな。
そして怪物たちを率いているのがかつての友人で、葛藤!苦悩!みたいな。
この企画はぽしゃったらしいですが。
さようなら、中腰怪人。
今度はドナとミルズの愉快なウェイワードシスターズが見てみたいな!
自分勝手な見所
カイアが怯えていた世界へ飛ばされてしまった兄弟。
カイアが「今頃殺されてる」と暗くつぶやいたシーン。
場面切り替わって、森でなんか焼いて食べてる兄弟。いや、兄貴。
言うんじゃない。鶏肉に近いとか
鶏じゃねぇ。トカゲ。トカゲの味だ
さすが煉獄を生き延びた男。
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