Bunkamuraオーチャードホールで開催された「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 シネマ・コンサート」に行ってきました。
ゲゲゲの謎 シネマコンサート
貴重な経験をありがとうございました
生演奏、とても素敵でした pic.twitter.com/sy6OWlYhB2— ゲノコ (@guenopon) August 10, 2024
このコンサートは、映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の上映とともに、オーケストラによる生演奏が行われるイベントでした。
映画と音楽が一体となる瞬間は、言葉では表現しきれない感動がありました。
この特別な体験をぜひ皆さんとシェアしたいと思い、今回のブログを書きました。
イベントの流れ、トークショーの内容、生演奏の感想、全体の所感、そしてイベントに参加して得られた特典についても紹介します。
特典内容に谷田部透湖さんの描きおろしイラストの色紙があり、中にはまだ見たくないという方もいらっしゃるかもしれませんので、特典の画像はブログの最後に掲載しています。
閲覧を控えたい方は、最後の部分はご注意ください。
映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』のシネマ・コンサート
- 2024年8月10日(土)
【追加公演】18:00開場/19:00開演←私が行ったのはこの追加公演です。 - 2024年8月11日(日祝)
【昼公演】13:00開場/14:00開演
【夜公演】17:30開場/18:30開演
イベントの流れ
- 開場
- 場内アナウンス(開演25分前頃):水木とゲゲ郎の掛け合い
- 場内アナウンス(開演5分前頃):水木とゲゲ郎の掛け合い
- トークショー(約20分):川井憲次さん、木内秀信さん
- 場内アナウンス(本編開始直前):木内秀信さん
- 本編前半:「逃げるでないぞ」「お前こそ」まで
- 20分休憩 & 場内アナウンス:水木とゲゲ郎の掛け合い
- 本編後半:「もう一度あの島に上陸できないだろうか」から
- 終演 & 場内アナウンス:水木とゲゲ郎の掛け合い
場内アナウンス
- (開演25分前頃)
下駄の音とともに二人が現れ、場内マナーについて注意を促す。
ゲゲ郎がグッズ販売売り場へ駆けだすと、「金を持っているのか」と慌てて声をかける水木。 - (開演5分前頃)
水木とゲゲ郎が座席につく。
大声で水木を呼ぶゲゲ郎に、たしなめる水木。 - (本編開始直前)
木内秀信さんの生声で「約束しろ、絶対に生きて戻ってくると」 - (休憩)
入場券を持つことを注意した後、喫煙ゾーンへ行く水木。
ビュッフェコーナーへ水を飲みに行くゲゲ郎。 - (終演)
感動で興奮しているゲゲ郎に対し、「そうだな」と答えながら余韻に浸る水木。
最後に、ゲゲ郎が「またのう!」と言うのがかわいい!
トークショーの内容
トークショーには、声優の木内秀信さんと作曲家の川井憲次さんが登場し、MCを務めたのはアナウンサーの名越さんでした。
まず、木内さんの体格の良さに驚かされました。
木内さんが大きいの?
それとも名越さんと川井さんが小柄なの?
「帝国血液銀行に勤めております普通のサラリーマンを演じました」と自己紹介する木内さん。
水木役を演じることについては、大変ではなかったそうです。
「オーディションに受かった時点で大筋合っているので、後は擦り合わせだと思った」的なことを語っていました。
トーク中、木内さんは1階だけでなく2階や3階の客席にも視線を送り、観客全体を気遣う姿が印象的でした。
木内さんはまた、ゲネプロで川井さんのチェロの演奏に驚かされつつもネタバレになっちゃうから詳細は言えない的なことを名越さんとしきりに語り、さらに開演前にカリンバを弾かせてもらったことを嬉しそうに報告していました。
かわいらしかった!
川井さんからは、映画の音楽についての興味深い話がありました。
まず、声が入った映像を見てから音楽の構想を始めたとのこと。
最初に作曲したのは「墓場での酒盛り(M19月夜の語らい)」で、これを基に他の楽曲も作っていったそうです。
アフリカの楽器であるカリンバを使用していますが、川井さんのカリンバは音階をドレミファ順に並べた特注品で、制作を依頼した多くの工房で「邪道だ」と断られたといいます。
いつか使いたいと思い、完成したのは「ゲゲゲの謎」の楽曲を制作する2か月前だったそうで、それを今回の音楽に取り入れたとのことです。
今回のコンサートでは、そのカリンバを制作した工房の人が演奏することになり、川井さんはその他7、8種類の楽器を演奏していました。
川井さん、楽器に埋もれるように囲まれてました
オーケストラの編成(わかる限り)
- バイオリン
- ヴィオラ
- チェロ
- コントラバス
- ピアノ
- ハープ
- フルート
- ホルン
- パーカッション
- キーボード
- ベース
- カリンバ
- コーラス
- 川井憲次と多種多様な楽器
ステージにはオーケストラが配置され、舞台上部には映画の映像が映し出されていました。
本編は音楽を抜いた状態でそのまま流され、音楽が流れるシーンになると、オーケストラが生演奏を行うスタイルでした。
シネマコンサートの感想
今回のシネマ・コンサートは、私にとって人生で2度目の経験でした。
ただし、1度目は無声映画だったため、今回はどうなるのか興味津々でした。
実際に会場に足を運ぶと、映画の音声が反響していて、まるで古い映画館にいるような感覚がありました。
しかし、コンサート会場だからこそ、オーケストラの音楽は素晴らしく響き渡り、まさにその場の空気を支配していました。
演奏が始まると、映像が舞台の背景のように感じられ、自然とオーケストラをメインに見つめる時間が長くなりました。
映像と生演奏のどちらも見逃したくない気持ちから、視線が上下に忙しく動いていました。
ピアノ、ヴァイオリン、コントラバス、チェロは、映画館で聞く印象とほぼ同じでしたが、立体感のある響きが生演奏ならではの素晴らしさを感じさせました。
カリンバ(アフリカ由来の打楽器)やサンダーシート(金属板を吊るした打楽器)は、生演奏ならではの旋律と力強さが際立っていました。
そして、川井さんが奏でるチェロには圧倒されました。
木内さんが言いたそうにしてたアレです! 笑
本編中、特に不穏なシーンで流れる「ギギギ…」という音。
妙に不安にさせられるあの音が、実はチェロから生まれていたんです。
初心者が弦楽器を演奏する時の音にも似たあの音を思い出しつつ、もちろん、川井さんが狙って演奏していることを感じましたが、それでもこれはまさに一期一会の響き、匠の技と偶然の妙なる調和だと思わされました。
つくづく、生演奏の素晴らしさを実感しました。
エンドクレジットからタイトルまで流れる「カランコロンの歌」のコーラスの美しさと、その盛り上がりが胸に響き、思わず涙が出そうになるほどでした。
まとめ
今回の「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 シネマ・コンサート」は、映画と音楽が見事に融合した贅沢な体験でした。
オーケストラの生演奏が映画の世界を一層引き立て、物語の中に引き込まれるような感覚を味わうことができました。
「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」を見て好きにならなければ、このような貴重な経験はできなかったと改めて感じます。
そして、川井憲次さんを「攻殻機動隊 イノセンス」で知り、そのサウンドトラックを繰り返し聴いてきた私にとって、今回、ご本人を目の前で見ることができたうえに、生演奏を直接体験できたことは、特別な感動でした。
この素晴らしいシネマ・コンサートを企画し、主催してくださった方々、そして心に響く演奏を届けてくれた全ての演奏者の皆さんに、心から感謝いたします。
この特別なひとときを通じて、映画と音楽の新たな魅力を発見できたことに感謝しています。
このブログを通じて、その感動を少しでもお伝えできていれば嬉しいです。
特典内容
VIPパス、ロゴ入り袋、パンフレット、ミニ色紙
楽しそうに演奏をするゲゲ郎と水木がかわいいです。
特に水木の煽り系ではない純粋な笑顔は貴重じゃないでしょうか。
場内アナウンスから察するに本番では二人とも観客側にまわってはいたようですが 笑
また、会場の物販でアクリルスタンドも購入しました。
ちまっとしていてかわいいデザインです。
ふわ父水と一緒の方がサイズ感がわかりやすいかな?
tocoさん(谷田部透湖さん)のシネマコンサート関連呟き
映画『#鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』シネマ・コンサート開催決定!
キービジュアルと特典イラスト描き下ろさせて頂きました🎻✨宜しければぜひ!
生演奏楽しみです…! pic.twitter.com/cucDj8t9Mt— toco (@tocodot) May 29, 2024
映画『#鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』
シネマ・コンサート開催いよいよ!
生演奏楽しみです! pic.twitter.com/g93o4UhxEY— toco (@tocodot) August 10, 2024
映画「#鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」の劇伴音楽をご担当された川井憲次さんへお渡しした色紙です🎼
本当に素敵な音楽をありがとうございました!! pic.twitter.com/VWUrIBPbXz— toco (@tocodot) August 11, 2024
シネマコンサート楽しみ!というイラストにしては、あまりコンサート感がなかったので没になったラフ…が出てきたので掲載です
11月に再演するそうなので、ご興味ある方はぜひ!
詳細🎼https://t.co/vx3NXAdH6d https://t.co/Ss42ENkCoQ pic.twitter.com/tA2y7b6iW3— toco (@tocodot) August 16, 2024
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