以前の記事で、私がストックイラストを登録した際に「AI生成素材」と誤判定されてしまい、異議申し立てをしたものの、その後返答がない……という体験を書きました。

某大手ストックイラストサイトに投稿したらAI生成を疑われて却下された件
私はフリーのイラストレーターとして、普段は注文に応じたイラスト(いわゆるクライアントワーク)を描いています。
最近は副業として、ストックイラストの制作にも力を入れています。
ストックイラストというのは、写真やイラスト、動画などをオン...
結局、半年経ってもなしのつぶてです。
同じようにストックサイトを利用している方の中には「自分もいつか疑われるのでは」と不安に思う人もいるかもしれません。
今回は、私が実際に続けている予防策をご紹介します。
私が今やっている対策
- 英語キーワードに 「使用アプリ名(私の場合はclip studio paint)」「hand-drawn illustration」 を必ず含めて登録する
- 制作過程をスクリーンショットで残す(線画 → 着色 → テクスチャ重ね)
- レイヤーを統合せずに保存しておく
2つ目と3つ目は、異議申し立ての際に証明資料として提出できるようにするための策です。
ただ、現在のところは 「clip studio paint」「hand-drawn illustration」をキーワードに入れる方法だけで、AI疑惑による却下は一度も発生していません。
なぜ「clip studio paint」「hand-drawn illustration」がAI判定対策になるのか?
あくまで私の推測ですが、
審査の自動システムやモデレーターは次の点を確認している可能性があります。
- 「どのソフトで作られたのか」
- 「人間の手によるものか」

ゲノコ
AIじゃなくて、ちゃんと手で描いてます!って主張です
まとめ
ストックイラスト登録では、AI生成と誤判定されるリスクがあります。
AI判定の精度は年々変わるかもしれませんが、「疑われたときにどう証明するか」「疑われないように事前にどう工夫するか」は制作者が常に意識しておくべき課題だと思います。
現時点では「使用ソフト名やhand-drawn illustrationをキーワードに入れる」ことが有効だと感じています。
もし同じような不安を抱えている方がいたら、ぜひ一度試してみてください。

ゲノコ
それにしても人間が人間である証明をしているような不可思議な感情になりますね……(ぼやき
※この内容は以前の記事の続編です。(前の記事はこちら)
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