逐一感想
アダムの肋骨
どう神と対峙するか。
意見が合わないウィンチェスター兄弟は冷戦状態です。
というか、サムちんが一方的に兄をシャットダウンしている模様です。
ディーンとは口をきかず、ひたすら書物を読んで別の手段を調べまくっています。
そんなサムをバンカーに残し、ディーンはジャックをビリーの言う「最後のステップ」へ連れて行きます。
そこには最初の人間アダムと天使セラフィーナが待ち構えていました。
ビリーの計画はアダムが発案したものだったのです。
アダムはジャックに様々な鉱石を見せ、どれが神の触ったものかを問います。
ジャックはすべてだと答えました。
ここにあるすべてだ。
どれもただの石だけどその存在が神聖なんだ。
なぜなら神はすべてだから
答えに満足したアダムは、ジャックに自分のあばら骨を与えました。
アダムから取り出された肋骨からイブが創られたという記述があります。
もともとシュメールの神話が起源で、シュメール語では「肋骨」と「生命」が同じ単語「ti」なのだそうです。
バンカーへの帰路、時が来たことを悟ったジャックはアダムの肋骨を摂取し、新たな力を得たのでした。
死の書庫
サムと同じく別の手段を探していたカスティエルもバンカーに帰ってきました。
サムとカスティエルは二人で調査するうちに、セルゲイのことを思い出します。
セルゲイはバンカーに死の書庫の鍵があると言っていたのです。
鍵を見つけ出したサムは書庫への扉を開きました。
しかしビリーはおらず、死の不在に憤る虚無がいたのでした。
サムは虚無から「ビリー(死)の本当の目的は、神が消えた後にこの世を支配することだ」と聞かされます。
ビリーが君臨すると世界のルールが厳格になり、天界、地獄、この世、異次元それぞれにいるべきものがいるようになるのだと。
(そして虚無ちゃんも寝ることができる♪と楽しみにしている様子)
虚無はサムを殺そうとしますが、逆にサムは虚無をだまして神の死の書物をバンカーに持ち帰りました。
アマラ(闇)とチャック(光)の融合
アマラはこの世に帰還したチャックに会いました。
チャックは世界をすべて消滅させ、一緒にあらたな世界を創りたいと思っています。
逆にアマラはこの世界を存続させようと伝えます。
チャックの考えを変えようと、アマラは世界の美しさや天使たちの愛を示しますが、まったく通じません。
結局、アマラはチャックをバンカーへ連れて行きました。
アマラはディーンから言われた「チャックを封じるのに協力してほしい。決してアマラを傷つけない」いう言葉を信じていました。
無力にしたチャックをディーンが閉じ込めるのを待つだけのはずでしたが、チャックがディーンの真意を暴露してしまいます。
アマラとチャックを消滅させるためにジャックを連れてディーンがこちらに向かっていること。
それをサムが必死に止めようとしていること。
すべてはチャックの思惑に沿って展開していたのです。
ディーンの誤魔化しに気が付いてしまったアマラはショックを受け、
チャックの言葉に乗り、彼と一緒になることを選んでしまいました。
手を握りあう二人。
しかし二人は対等に一つになるのではなく、アマラはチャックに吸収される形で融合したのでした。
神への最終手段
神の死の書物を手に入れたサムとカスティエルが、
ビリーの計画以外の可能性を模索しようとした矢先、
ディーンとジャックがバンカーに帰ってきました。
ディーンはジャックをアマラとチャックの元へ連れて行こうとしますが
サムは懸命に止めます。
サムは虚無から聞いた、ビリーの本当の目的を教えます。
神亡き後は死が支配すること。
そしてその結果、異次元から来たボビーもチャーリーも帰され、
エイリーンは死んでしまうということ。
それだけじゃない!
ここでカスティエルをちらりと見たということは、そう彼も……。
しかしディーンは自分の人生が神の意思通りだったことに耐えられず
自分自身の人生を歩みたいと必死です。
制止しようとするサムに銃をむける始末。
チャックを殺せるならすべてをくれてやる!
そこで出ました、弟の必殺技。
僕のことは?(υ´•̥ ﻌ •̥`υ)
きたーー
僕も差し出す?(υ´•̥ ﻌ •̥`υ)
……!
兄貴の気持ちはよくわかるよ。
でも僕を信じて。
生まれてからずっと兄貴は僕を守ってくれた。
親父からも、ルシファーからも、すべてからだ。
うざい時もあった。
でも唯一信じられることだ。
それだけが真実だ。
だから頼む。銃をしまってくれ。
僕と兄貴で別の最終手段を見つけよう。
いつだってそうしてきただろ?
(υ´•̥ ﻌ •̥`υ)
……(銃鉄を下す)
効果抜群。
サムにしか使えない技ですね。
しかしチャックとアマラがいたはずの部屋の扉が粉砕し、中からチャックだけが出てきました。
チャックは思い通りにならなかった世界を出来損ないと揶揄し
壊れたおもちゃにたとえました。
どういう意味だ?
チャックは「彼が死ぬのを見て楽しめ!」と言って消えてしまいました。
そしてディーンたちの目の前で、ジャックが苦しみだしたのでした。
雑感
「私を見下すな、カスティエル!
自己否定の木曜の天使め
ディーンと出会った後もほかの君は
私の命令を遂行した。
お前以外はな!」
聞き流せない、このセリフ。
この世界のカスティエルだけが違っていたということですか!
わざわざ「”ディーン”と出会った後」と言っているのも注目です!
Dean,Dean…..
神公式。
味わい深いです……
もしかしたら以前でてきた異次元ちゃんたちも
自分たちのカスティエルと出会ってはいたけど、
特別な仲ってわけではなかったのかもですねー。
自分勝手な見どころ
今回の冒頭で姐さんが言っていた「Takk」はノルウェー語で「ありがとう」って意味ですね。
つまりノルウェーで「ノルウェーの森」を読んでたってこと。
露天風呂でワイン。
本当にこの世界を謳歌してて、姐さんのことが大好きになる……
西安に行ったとき、同行の人がカラオケで「黄砂に吹かれて」を歌ってたことを思い出しました。
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