ファルコン＆ウィンターソルジャー第3話「パワー・ブローカー」ネタバレ感想

私はアメコミものの映画が好きです。

ただし原作コミックはほぼ読んでおらず、超ライトなファンです。

マーベルキャラではバッキーが一番好き。
陽キャの過去を持つ陰キャ、闇属性、スティーブとの関係、セバスチャン・スタンさんの見た目などなど、どれもツボです！

ディズニープラスに加入したのもひとえにバッキー見たさのためです。

なので、どうしても偏りのある文章になってしまうかもしれません。
あとBL要素ありです。

以上、ふまえてディズニープラスで配信中のドラマ「ファルコン＆ウィンターソルジャー」の各話感想をつづっていきます。

https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/the-falcon-and-the-winter-soldier/4gglDBMx8icA

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逐一感想

ベルリン

サムとバッキーは服役中のジモに会うため、ベルリンの刑務所を訪れました。
サムを待機させ、一人でジモに面会するバッキー。
その姿を見たとたん、ジモはウィンターソルジャーを起動するパスワードを口に出します。

ぴしゃり

ヒドラの洗脳は解けているようです。
ワカンダで治療されたんですね。
とはいえ、ジモに「まだ何か残ってる」と言われたとき、バッキーの表情には少し戸惑いがあるように見えました。そこらへんなにかエピソードを期待していいんでしょうか。

バッキーが新たな超人血清の存在を伝えると、ジモは反応します。
ジモは超人が嫌いですからねー。
なにか心当たりがあるようです。

ジモとの面会を終えたバッキーはサムと話をします。
「ジモを脱獄させて自分たちに協力させる」というアイデアをバッキーは持っているのですが、サムは反対です。

と一瞬思いましたが

二人の初対面は洗脳状態のバッキー＝ウィンターソルジャーですからね。
運転中、いきなり頭上からハンドルを引っこ抜かれたし、翼をもがれた経験もあるし、警戒しますよね。

もちろんバッキーも、ジモを解き放つことは賛成ではないものの、問題を解決するには仕方がないと割り切っています。

ばれてるし。

「もし囚人の喧嘩が始まって→周りの受刑者も巻き込む騒動になったら→看守が足りなくなって→刑務所がロックダウンして→混乱に乗じてジモが脱出できちゃうかも？」

的な妙に具体的な仮説を披露するバッキー。

そう、たとえば謎のメモ書きとか。

結果としてジモは自力で脱獄してきましたが、きっかけを作ったのはバッキーでした。

ジモ合流

実はジモ、ソコヴィア王族の一員で、男爵の称号も持っている人でした。
プライベートジェット機も持っている大金持ち。
執事もいます。

超人血清についてジモが思う心当たりはセルビーという故買屋の女性でした。

手がかりを求めて、彼女の住む孤島、マドリプールに向けてジモのジェット機は飛び立ちます。

機内。

バッキーのメモ帳を読んでいるジモ。
バッキーは気が付いてあわてて奪い返します。
いつの間にか盗られたっぽいですね。
ジモの方がうわてか。
しかもジモ、メモに書かれた名前のリストにすぐ察しがついたようで。

ピキピキする猫ちゃんにかまわず、サムも気が付いたことを言います。

サムはなんかちょっと「微笑ましい」って表情してますけど、私はスティーブのメモ帳をバッキーが持ってる事実が重くて若干ひきました。

↑スティーブがメモ書きした曲です。みんなのお気に入り。

マドリプール

インドネシア近海にある島国マドリプールは、90年代の近未来SFに出てくる偽香港みたいな場所でした。
かつては海賊の巣窟。今も無法地帯だそうです。

サムとバッキーはジモの命令でそれぞれ変装をしています。
サムはアフリカのギャング「スマイリングタイガー」。おしゃれです。笑
そしてバッキーは「ウィンターソルジャー」。

片腕のメタルアームが目立つ特徴的なコスチュームは、以前のものとは違いますが「今風ウィンターソルジャー」って感じでよくお似合いです。
ジモのお見立てかしら？（たぶん執事。でも最終決裁はジモ）
無表情無口で実に静かです。笑

バッキーを見たマドリプールの怪しい稼業っぽい人たちが「あれ、ウィンターソルジャーか」とささやきあってて、めっちゃ有名。なんだか闇のアイドルっぽいです。

「髪、切ったのか？」ってヘアスタイルまで知られてるじゃん！ゴーストなのに！！

マドリプールを牛耳っている「パワーブローカー」の手下たちが3人の行く手を阻みますが

屈強な男たちを軽々とのしていくウィンターソルジャー。

とジモは上機嫌でしたが、ただ倒すだけで決して致命傷を与えないようにしているのがかつての「ウィンターソルジャー」と違うところ。
健気……。
サムは痛々し気にバッキーを見つめます。
「ウィンターソルジャー」としてふるまうバッキーの心情を思いやってるんでしょうね。

セルビーの元へ通された3人。
なぜかスローモーション。

ジモはさっそくセルビーと交渉を始めます。
情報の取引条件は「ウィンターソルジャー」。

とバッキーの頬から顎をなでてアピールするジモ。
いや、なにアピール？

ヒドラ支配下のウィンターソルジャー時代は暗殺任務のみならず、こうやって好き放題にモノ扱いされてたんだろう過去が垣間見れて泣けます。エロい。　つらい。

セルビーは「パワーブローカー」がネイゲル博士という科学者に超人血清を作らせていたことを明かします。
ネイゲル博士の居場所を知りたければさらなる報酬を、と彼女が求めたところで、なんとサムの携帯に着信があり、変装がばれてしまいました。

セルビーは3人の殺しを命じたのですが、その瞬間、何者かによって射殺されてしまいます。
セルビー殺害の疑いをかけられたサム、バッキー、ジモはマドリプール中のお尋ね者になってしまいました。

賞金稼ぎたちに追われる彼ら。
窮地を救ったのは、久しぶりに登場のシャロンでした。

シャロンとの再会

シャロンは元シールドのメンバーでその後CIAのエージェントになったのですが、「ソコヴィア問題」で揉めたとき、キャプテンの盾とファルコンの翼をスティーブとサムに渡したことで罪に問われ、政府から逃げまわる生活を送っていました。
アベンジャーズの誰からも支援されず、ただただ身を隠していたようで、現在はマドリプールに潜伏中なのでした。
とはいえ美術品の闇売買でかなり儲けているようで、シャロンは3人を豪華な自邸に匿います。

辛い年月を経て、すっかりアイロニカルにキャラチェンジしたシャロン。
アベンジャーズを「ヒーローごっこ」「偽善」と揶揄します。

サムはシャロンに謝罪し、助けてくれたら恩赦を取り付けると約束して協力を要請します。

シャロンは条件をのみました。
彼女がネイゲル博士の居場所を探る間、3人はシャロン邸のパーティに参加することに。

パーティは美術品の即売会も兼ねてるのかな？
モネやゴッホの絵が見えます。
バッキーは無表情で周囲を見渡し、サムはそれなりに客たちと談笑し、ジモは

注）この一時間の長編動画は公式です。

ネイゲル博士と超人血清

シャロンが調べた結果、ネイゲル博士は港のコンテナに潜んでいることがわかりました。
コンテナをラボに改造し、そこで研究を続けているのです。

ネイゲル博士への尋問からわかったことは

• ヒドラの「ウィンターソルジャー計画」がシベリアでの実験に失敗した後、博士がプロジェクトを引き継いだ
• ヒドラ解体後はCIAに雇われていた
• 「アメリカの実験台（イザイア）」から有効な血清を抽出し、そこから新たな超人血清を生み出した
• ネイゲル博士の血清は、外見の変化なしで超人パワーを得ることができる。（いわば超人血清2.0ですね）
• しかし博士は研究完成前に「指パッチン」で消えてしまっていた
• 5年経って戻ってきたらCIAの超人血清計画が中止になっていた
• 仕方がないので「パワーブローカー」に雇われて研究を続けている

ヒドラ→CIA→パワーブローカーとスポンサーを変えて研究を続けてきたんですね。

ネイゲル博士が作った超人血清は20人分ですが、カーリ・モーゲンソウにすべて盗まれてしまっていました。
カーリの行方はネイゲル博士にもわからないが、数日前、「ドンニャ・マダーニの病気を治療してほしい」という連絡を受け取ったと語ります。
それを聞いたジモは博士を射殺しました。

そして追ってきた賞金稼ぎの手によってラボは爆破されてしまいます。
今や現存する超人血清はカーリが持つものだけに。

トーレスに調査を依頼したサムは「ドンニャ・マダーニ」がラトビアのリガにある難民キャンプで死亡した女性であることを知りました。

リトアニア

ドンニャ・マダーニの死を看取ったカーリ・モーゲンソウはフラッグ・スマッシャーズの仲間とリトアニアにいました。

フラッグ・スマッシャーズはGRC（世界再定住評議会）の物資供給基地を襲い、食料や薬品を持ち出しました。
難民に配るためです。
すべてが終わり、立ち去る前に、カーリは基地を爆破してしまいます。
建物内には拘束した職員たちがいたはず。

「中に人がいたのに！」と動揺する仲間にカーリはきっぱりと言い放ちます。

「人にはこの言葉しか通じない」

カーリの強い言葉に仲間の男は言い返すことはできませんでした。
彼らの行動は一線を越えてしまったのです。

一方、二代目キャプテン・アメリカは

ジョン・ウォーカーは相棒レマーと共にミュンヘンにいました。
カーリを援助した男性のもとへ行ったのです。
反抗的な態度を見せる男性にむかってウォーカーは激高して「俺を知らないのか？！」と怒鳴ります。

どうしてもスティーブと比べちゃいますね

次に二人はベルリンの刑務所を訪れます。
ジモが脱獄した日にサムとバッキーも来所していたことを知り、彼らが手助けをしたと確信します。

ラトビア

シャロンをマドリプールに残し、ジェット機に乗り込んだサム、バッキー、ジモはラトビアへ向かいました。

ジモの別邸へ歩く彼らでしたが、途中でバッキーは散歩を口実に二人から離れます。
そして町のあちこちに仕込まれている「キモヨ・ビーズ」を拾い上げ、バッキーは呼びかけます。

バッキーの声に応じて現れたのはワカンダの戦士でした。

雑感

その１

シャロンに誰も連絡とってなかったんかい！

映画「ウィンターソルジャー」でスティーブのキュートなお隣さんとして登場し、なんとなく恋人候補かなー的な雰囲気をだしつつも、映画「シビルウォー」のキスシーンで退場。
なんかもう世の中的には「チームアイアンマンＶＳチームキャップ」の衝撃でキャプテンの恋物語どころじゃなかったし、一部の見解では「バッキー＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞超えられない壁＞シャロン」確定だったしで、なかったことになってはいた。
（つかスティーブ、彼女のこと忘れてたよね？）

けれど闇落ちしてるまでとは想像してなかったよ！！！

天国のペギー・カーターはどう思う？

その２

マドリプールからラトビアに向かう機内でのバッキーとサムの会話。

逃亡生活を送るシャロンと実験台呼ばわりで人間扱いされていなかったイザイアについて、彼らの苦しみに共感するサムは

と言います。
しかしバッキーは

と言い返します。

軽く言い合いになるのですが、二人の前提条件がそろっていないのでかみ合っていません。

バッキーにとって盾はスティーブそのものであり、スティーブが大切にしてきた信念の象徴です。
バッキーがスティーブを否定するはずはありません。

しかしサムにとって盾は愛国の象徴です。
そしてサムは国の大義のために虐げられた人々の苦しみ、愛国の虚しさを感じているのです。
特サムは黒人であるがゆえに苦難を受けてますからね、そこらへんが大きく作用してると思うのですよ。

バッキーは白人なのでその手の苦しみに気が付いていません。

見どころ

猫ちゃん

 

 

↓「ウィンターソルジャー＠マドリプール」バージョンのバッキー人形が！！

↓ジモ人形もあるwww

↓シャロンもあった！