第三話の原題は「patience」
我慢とか忍耐、辛抱って意味ですね。
出てきた女の子の名前でもある。
日本風にすると彼女は「しのぶちゃん」かしら。
なんてどうでもいいですね。
すいません。
逐一感想
ジャックを特訓するサム
さて、今回はサムとディーンは別行動です。
ジャックについて、意見が対立している状態では仕方ないですねー。
ディーンは狩りに出かけ、サムはバンカーにとどまります。
もちろん、サムはジャックのためにそうしたのですが。
バンカーに着いてから、部屋に閉じこもりがちのジャックを気遣って
ケリーが生前に遺した動画を見せてやります。
「親に何者であろうと関係ないんだから!どうなりたいか決めるのはあなたよ!」
ケリーのメッセージがジャックを少しでも楽にしてあげられたらいいのですが……。
サムはジャックに念力の特訓を提案します。
鉛筆を動かそうとがんばるジャックに隣で檄を飛ばすサム。
脇でずっとやるのを待ってる!
うん、確かにうっとうしいよね。
うっとうしさを反省したのか、席を外すサム………と見せかけて
WEBカメラでジャックを監視してましたよ!
最近、うわさにきいた、リモートワークをする社員をオンラインでチェックする会社みたいだな。
知ってか知らずか、カメラの死角に逃げ込むジャックくん。
部屋の隅で体育座り………!!
この子はーーーー
悪いやつだからサムの言うとおりできないんだ。
鉛筆一本、動かせないんだよ
あぁ、親を責めずに自分を責める。
この図式。
「The Drama of the Gifted Child」
スイスの心理学者アリス・ミラーの著作で、邦題は
「才能のある子のドラマ」。
親から子への人間支配、幼児虐待などが主題で……サムちん、わかるよな?
悪いのはプレッシャーをかけた僕だ。
訓練はやめる。
もっといい手を見つける。
それでいいだろ?
サムも自分がかつて「心の闇」を抱えていた時期があり、ディーンとキャスに救われたことを伝え、
同じようにジャックを救いたいと語るのですが……
ディーンがジャックを嫌う本当の理由
さて、事件が解決し、バンカーに戻ってきたディーンはサムと激突します。
ディーンがジャックを殺すと告げたことを知り、怒りをかかえていたサムでしたが
それ以上の怒りをディーンが秘めていることを知ってしまいます。
悪魔の血を啜るぐらいまで堕ちたサムを救ったのに、なぜジャックを救おうとしないのかと問われ…
あんなガキ、見るのもイヤだ!
見ると死んだ仲間たちを思い出すからな!
キャスはどうなんだ!
あいつに洗脳された!
平和な世界にするとかってキャスに約束しやがって!
でもって信じたキャスはどうなんだ!
殺されちまったじゃねーか!
すっかり忘れちまってるようだが、俺は忘れない!!!
ただ激昂している、というより心からの叫びのように感じましたよ、兄貴。
泣く寸前というような。
本当にカスティエルを失ったことが堪えてるんだな、と。
しかしなにより切ないのは
このやりとりをジャックくんが聞いてしまったこと。
…………
ディーンが自分を厭う主な理由がカスティエルにあると思ったからでしょうか。
それとも自分を守ってくれる天使を求めたのでしょうか。
ジャックが、カスティエルの名を呼びます。
眼を黄金に光らせて。
すると漆黒の空間に横たわったカスティエルが現れ、目を開き、起き上がるのでした………
雑感
ディーンが関わった事件のほうね。
S1の懐かしすぎるキャラであるミズーリが再登場したんだけど、
スパナチュでは生存率がアレだからさ、ま、喜べなかったわけよ。
で、案の定だったんだけど。
そんでもって、ミズーリと同じような能力を持つお孫ちゃんが登場したんだけど
年頃のチャーミングな女子ね。
その子に最後、ジョディが名刺を渡すの。
もしなにか相談したいことがあったら連絡しなさいって。
なんかこれがさ、
スカウトみたいでさ。
ジョディのところにはクレアとかアレックスとか年頃の女子がいるし、
他にも年頃のハンターの女の子が出てたことあるし。
もしかして
スピンオフねらってんじゃないの?ていうか。
ま、うまくいけば、ハイティーン向きのスパナチュ女子版みたいなのができるのかもね。
自分勝手な見所
子どもの能力に過度な期待をして、追い詰めてしまう親の典型。
サムちん!
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