逐一感想
バタース夫人、現る
最近、バンカーの調子が悪く、表示灯の点滅やお湯の不具合など問題が続いています。
バンカー内で異音がするため、サムとディーンは地下へ降りて調べることにしました。
地下にはなにやら装置があり、いろんなボタンがあります。
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
たぶんバンカーをコントロールする機械が何かだよ
サムちんが取扱説明書らしきものを読もうとしているのに、
リセットとスタンバイというボタンがあるのを見たディーンが
おかまいなくにリセットボタンを押してしまいます。
真っ暗になるバンカー
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
反対しようとしたんだけど……
しかしすぐに機械が動き出し、バンカー内にも明かりがともります。
![ディーン](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200422_dean.png)
Victory!
満足げにその場を離れ、「ディーン特製ハンバーガー」を
作って食べようとしたディーンの目の前で
見知らぬ中年女性がディーンのパンツをたたんでいるのでした。
朗らかで上品そうなその中年女性は「バタース夫人」と名乗り、
自分は森の妖精でバンカーと賢人たちのお世話をするのが任務だと語ります。
バンカーが再起動されたので現れたようです。
彼女が存在して初めてバンカーは通常状態になるのだそうです。
兄弟が住み着いて結構な年月が経っていると思うのですが
バンカーはずっとスタンバイモードだったのですね。
というわけで、バンカーにあった謎の世界地図テーブルも動き出しました。
なんと「怪物レーダー」だったのです。
怪物を検知するとアラーム音を発し、種類と居場所を彼女が伝えるという仕組み。
居場所は番地までわかるという細かさ。
ただのそれっぽいインテリアってわけじゃなかったのね、あのテーブル…。
聞き込みも調査も必要なく、今までとは段違いに簡単に
モンスターをしとめることができました。
狩りから帰るとバンカー内が電飾で彩られ
例のテーブルにはクリスマスツリーが飾られ
傍らでは焼きたてのクッキーを盛った皿を手にバタース夫人がくるくる踊っています。
![ディーン](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200422_dean.png)
俺たちは彼女をここにキープするぞ!
家事全般を引き受けた彼女は料理上手で
ハンティングにはサンドイッチなど軽食を持たせてくれたり
食事は様々なホリディディナーを用意してくれたりと
バンカー生活が楽しく充実してきました。
「バタース夫人」に懐疑的だったサムちんも
自らの誕生パーティには「HappyBirthday」カチューシャをつけるなど
徐々に飲み込まれていっています。
魂が戻った後は部屋に閉じこもりがちだったジャックくんも出てきて、
兄弟と食事を共にし、笑顔を見せるようになりました。
バタース夫人の本性
ある時、ジャックくんは掃除中のバタース夫人が
キャビネットから資料を見ているのに気が付きます。
それはバタース夫人に関する書類とフィルムでした。
再生すると、賢人がバタース夫人を紹介し始めました。
- トゥーレの研究所から連れてきたこと。
- 特徴は「家族」が脅威にさらされると豹変すること。
- 確保するまでに200人の犠牲者を出したこと。
映像は次にバタース夫人がトゥーレのメンバーの首を引っこ抜くシーンになり
ジャックくんは驚愕します。
サムとディーンに伝えようとしますが
サムはエイリーンとのデートに、ディーンはテレビ鑑賞に行ってしまい
話すことができません。
ジャックくんは一人でバタース夫人を追い詰めようとしますが
逆に地下のボイラー室に誘導され、閉じ込められてしまいました。
実は、バタース夫人はわざと自分の資料をジャックくんに見せたのでした。
残酷な殺戮シーンを見たジャックが魔王の息子としての真の姿を現すと思ったようです。
![ジャック](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_jack.png)
僕を試したのか?
僕が血に飢えた危険な奴かどうか
バタース夫人はジャックくんをサムとディーンにとって脅威になる存在だと思い込み、
殺さないといけないと考えているのです。
ジャックくんは抵抗しようとしますが、
バタース夫人特製のスムージーを飲み続けたせいでパワーが使えず
天使除けの手錠をかけられてしまいました。
バタース夫人は上機嫌でディーンにジャックを殺すように伝えます。
もちろんディーンは断り、ジャックを解放しようと答えたため
ディーンもジャックとともに閉じ込められてしまいました。
バタース夫人対策
サムちんがエイリーンとのデートから帰ってくると
バタース夫人が一人でお茶を飲んでいました。
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
ジャックとディーンは?
バタース夫人はジャックが危険な存在で、ディーンを洗脳したので
二人を地下に閉じ込めたと話します。
二人を殺すように言うバタース夫人にサムは驚きつつも刺激を与えないように
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
状況はわかった。
拘束してくれて助かる。
部屋に銃を取りに行ってくる。
地下で落ち合おう。
一緒に二人を殺そう
そそくさと自室へ向かうサムちん。
さすが機転がきく、よくできた弟。
バタース夫人に気づかれないようサムちんはディーンの携帯に連絡を入れました。
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
帰ったら大変なことに!
バタース夫人が…
![ディーン](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200422_dean.png)
あぁ、バタース夫人がいかれた。
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
なんで連絡しなかった?!
ですよねー。
![ディーン](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200422_dean.png)
悪いと思ってさ。
手話の練習の邪魔だろ?
久々のデートだ
自分の命の危機に、兄貴の過剰な思いやりが泣ける…!
兄貴はバタース夫人についてサムが調べていると思ったようですが
何も調査できてなかったことが判明。
兄弟二人とももバタース夫人の完璧な家事に浮かれ、
快適な生活を堪能してたわけですね。
とりあえずサムちんは彼女を銃で撃ち、
ディーンとジャックはバンカーをもう一度スタンバイにして
彼女を仮死状態にすることで話がまとまりました。
バタース夫人、森に帰る
サムはバタース夫人を撃とうとしますが
彼女はいとも簡単に撃退し、
魔力を使ってサムを椅子に座らせました。
ジャックやディーンと違って、サムはいい子だから殺さないと言う彼女は、
バンカーや任務の重要性を理解するため、
自分が賢人された方法と同じ手段をとることにしました。
「痛みは最高の教師になる」
サムの爪を一枚ずつはいでいくバタース夫人。
爪が……爪が……赤い糸をひいて……ぎゃー
って、バタース夫人も同じ目にあったってこと?!
同じころ、手錠を壊そうとするとジャックくんがふっとぶことに気が付いたディーンが
その作用を利用して、ボイラー室をのドアを撃破し(ジャックくん……)
地下のシステム室へ行き、リセットボタンを破壊したのでした。
バタース夫人は消え、サムも自由の身になり、一件落着!
と思いきや、システム室のパイプが破れ、中から煙とともにバタース夫人が!
瞳が緑色に光って早歩き。やば。
彼女はジャック、ディーン、サムをふきとばしてしまいました。
そして二度と家族(賢人)を傷つけさせないとジャックに迫ります。
アバドンに賢人が殺された過去を繰り返したくないのです。
サムちんが必死で止めに入ります。
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
あなたが彼を殺せば、僕らも悲しむ!僕らの大事な人を殺す気?
ジャックくんが怪物だと信じて疑わないバタース夫人。
「カスバート氏が私が森に帰れないのは怪物のせいだって言ったのよ!」
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
カスバートに利用された。
彼はあなたにウソをついたんだ。
カスバートは君を拷問したんだろ?
バタース夫人は動揺します。
![ディーン](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200422_dean.png)
彼は世界を救う!
ジャックは世界を救うんだ!
そのために俺たち賢人が存在する!
世界を救うのが任務だ。
ジャックにはそれができる
サムとディーンの言葉と態度でバタース夫人は真実に気が付いたようです。
「私はただ森が恋しかった」
泣きじゃくるバタース夫人。
サムの傷を治し、3人に謝罪します。
![サム](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_sam.png)
本当は任務より森に帰りたかった?
![ディーン](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200422_dean.png)
今は?
「また森へ帰って、こもれびを目にしたい。本当に素敵なのよ」
![ジャック](https://enomoto-illustration.com/wp-content/uploads/2020/04/20200411_jack.png)
結論は出たね!
笑顔を見せるジャックくん、いい子だ……
帽子を被り、コートを羽織るバタース夫人。
ジャック君は餞別に賢人たちの写真を渡します。
大切そうに写真を抱えたバタース夫人は
ディーンに「野菜を食べて」
サムには「髪を切りなさい」
そしてジャックくんには「世界を救うのよ」と言い残し、
森へ帰っていきました。
雑感
バタース夫人を連れ帰った賢人は
カスバート・シンクレア。
まじないに強い賢人ですが、利己的な言動により
バンカーから追放された人物です。
かつてはディーンをコレクションに加えようとした変態です。
そういえばディーンを思い通りにしようと呪文をかけていましたね。
振り返ってみると、カスバートの隠れ家にはシェイプシフターもいて
彼のために働いていました。
もしかしたらバタース夫人と同じ目にあったのかもしれません。
カスバートの性格では、人間でないバタース夫人を
見下してなかったとは考えられません。
また、その他の賢人たちも、
カスバートほどではなくそれなりの態度たったのではないかと。
同じ人間であっても、女性蔑視をするぐらいの団体ですからね。
ましてや妖精ときたら、想像にかたくない。
でも彼女は洗脳の結果、賢人を家族とし、
バンカーを守ることが「任務」だと思い込まされてました。
ディーンとサムの説得で「任務」から解き放たれはしましたが
別れの時まで賢人の写真を大切に抱える姿に
少々切なさを覚えました。
自分勝手な見どころ
みんなかわいかった!
でもカスティエルがいなかった…
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