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映画「君たちはどう生きるか」ネタバレ感想

映画感想

あらすじ

東京大空襲で母を失った眞人は、父の再婚と軍需工場の経営に伴い、地方へ疎開することになる。
眞人の継母となる夏子は、亡き母の妹、すなわち叔母だった。夏子はすでに身ごもっていた。

新しい環境になじめず孤独を抱えた眞人。

ある時、夏子が屋敷を出て姿を消す。夏子を探しに出た眞人は青鷺に導かれ、不思議な異世界へ足を踏み入れた。

感想

あらすじだけだと、少年の冒険映画に分類されそうですが、ちょっと違います。
主人公は小学6年生の眞人です。
この年齢だったら、ここぞとばかりに腕白で元気な男の子に設定しそうだと思いませんか?
ところが眞人には子どもらしい無邪気さや活発さはありません。
代わりに、諦念と落ち着きが備わっています。
多くは語らず、ただ淡々と行動する彼。
愛らしいキャラクターやかわいらしく歌う子役はいません。

あぁ、監督、全開で来たな、というのが私の主な感想です。

今までの宮崎駿監督作品は、明るく楽しいストーリーの背後に、死や喪失など暗い要素を含んでいることが特徴でした。
しかし今回は表面を取り繕わず、不穏な雰囲気や死の匂いなど禍々しい面がむき出しになっています。

異世界に誘う青鷺
若返った老女と人形になった老女たち
死んだ母の少女時代との旅路
大伯父との対話

現実と非現実の境界があいまいになる不思議な描写の連続には、ナレーションやセリフによる説明がほとんどありません。
観客は映像から理解することになるので、見る人の数によって同じだけ多くの考察が生まれるでしょう。

映像と音楽が見事に調和していて、まさに一本のアート作品を味わった満足感がありました。

はいほ
ゲノコ

鑑賞中、映像が音楽に合わせているのか、それともその逆なのかを考えてしまうほどでした

蛇足ながら、この映画を見ていて、「銀河鉄道の夜」を思い出したりしてました。
あの映画もシュールで美しい場面と音楽が印象的でした。



「死んだ目をした」主人公が、「すでに死んでいる」相棒と旅をして、人生、死、存在へ向き合う点でも眞人とヒミに共通するなぁと感じたり。

去年から「THE FIRST SLAM DUNK」「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」「君たちはどう生きるか」と日本のアニメ映画を見て、それぞれ表現のアプローチ法は違うものの、クオリティの高さに驚きました。
そして従来の派手な宣伝を用いずとも、ちゃんとヒットをしている点が、なんとも爽快な気分です。

ところで英語版

青鷺の吹替が、ロバート・パティンソンさんですが、いつもの声と違ってて全然わからない!
キャスティングは本人たっての希望だそうですよ。
ヒミは福原かれんさん!瑞々しくてかわいらしいです。
フローレンス・ピューのキリコさんもめちゃくちゃステキ。はまってる!
大伯父のマーク・ハミルはもはやジェダイではって感じですが、他にもインコ大王がバウディスタだったり、ペリカンがウィレム・デフォーだったりととても豪華!
いつか機会があれば英語版でも鑑賞したいと思いました。

はいほ
ゲノコ

つかなんかもう実写でも見たいって顔ぶれ


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