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流三6「つよいひと・よわいひと」感想

スラムダンク
#2 Twitter Log No.2 | 流三 Twitter Log - 速水あいねの小説シリーズ - pixiv
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内容

大学生流川×大学生三井

あらすじ

流川は念願のアメリカ留学を果たしたが、海外生活に慣れず、ストレスを抱えていく。
日本の大学に進んだ三井と遠距離恋愛を続け、国際電話で連絡を取り合っていたが、日々の疲れから余裕のない態度をとってしまい、けんか別れのようになってしまった。
メンタルがさらに疲弊し、ついには体調も崩してしまい、流川は鬱々としていた。
そんなとき突然、目の前に三井が現れる。
驚く流川。
三井は流川を労り、介抱する。
そして三井の明るい言動はアメリカで孤独だった流川と周囲の人々との間の橋渡しになるのだった。

感想

バスケ以外興味ないという流川の性格は、クールで魅力的に思えます。
抜群のバスケの才能と美しい容貌故に流川は特別扱いを受けがちで、気を配らなくても周りが彼を尊重してくれました。
だからバスケ中心の生活が成り立っていました。
ただこれは日本での話で。
アメリカでの流川はバスケがうまくても、チームに打ち解けようとしない正体不明の外国人留学生。
流川の自分勝手な生き方では、周囲との溝はうまりません。
でもこのライフスタイルしか知らない流川は、なにがうまくいかない原因なのかもわかりません。
人間関係の努力をしていなかった者の不幸ですね。
でも三井は違います。
流川のためにアメリカにやってきた三井は、流川のルームメイトと交流し、チームメイトとも接触します。
三井をきっかけに周囲とコミュニケーションをとった流川は、自分が殻に閉じこもっていたこと、周りとの壁は自分が作っていたことに気が付きます。
自分が扉を開くと相手は入ってきてくれるのです。
自分の行動いかんで環境が変わること、それを気づかせてくれた三井のかけがえのなさ。
さわやかな物語です。

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