内容
大学生仙道×大学生三井
あらすじ
大学生の三井はアパートで独り暮らしをしている。
そこにバスケ部の後輩、仙道が猫を連れて転がり込んできた。
猫を飼っていることがばれて部屋から追い出されたらしい。
新しい物件が見つかるまでという約束の元、なし崩し的に二人と一匹は同居をスタートする。
共に生活を送るうち、気の合う先輩後輩だった二人の関係は、少しずつ形を変えていく。
感想
なにこれかわいい。
猫視点の仙三です。
三井の雑さと仙道の柔軟性があわさって、おおらかな空気感がシリーズ全般に漂います。
そこに猫が加わり、心がなごむというか、癒されるというか、もうホンワカする作品です。
ドラマチックな何かが起こるわけではないのですが、日常の些細な出来事の積み重ねでお互いの感情が確実に変化していきます。
豪快なんだけど繊細さも垣間見える三井さんを飄々とした仙道が包み込みます。
とはいえ、二人の仲が決定的になる瞬間の仙道の余裕のなさもよくて。
そしてその状況を観察する猫がまたいい。
さっきから「いい」としか言ってませんが、本当に「いい」んです。
最初からいいなと思って読んでたんですけど、
第四話の三井のかわいらしさで完全に落ちました。
なにこれかわいい。
あと閑話２のこれとか。
実に平和。
ささやかなのにツボる。
三井だけでもかわいいのに、猫がいるとかわいさが倍、いや突き抜けてしまいます。
猫の名前と三井の実家での呼び名が一緒というのもツボります。
（三井本人は当初隠していたという事実がまたかわいい）
あと、これは私の性癖なんですが、攻めが受けに対し、丁寧語で接するのよいですね。
藤真がバスケ部にいます。
相変わらず気風がいいです。
桜木も同じ大学にやってきてバスケ部に入ります。
そしてなんと武藤がいます笑
花形、南、牧、清田とおなじみのメンバーもちょこちょこ出てくるのもうれしいです。
そしていつもどこかにいる猫！
読むと笑顔になり、幸せな気持ちにさせてくれる世界観です。
五本の指に入るぐらいお気に入りpixiv作品です。
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